ネットを見ていたらグリット(Grit)という言葉に出会いました。ペンシルベニア大学の心理学者が発見した成功への鍵となる能力です。
成功や自己実現のためには才能やIQは関係なく、グリットと名付けられた将来へ向かっての熱意や長期的な忍耐が必要なのだそうです。そしてグリットには各人の生まれつきの限界値はなく、自分の意志で伸ばすことができる能力なのだそうです。
人間は学生時代に自分の限界という壁にぶつかります。
|
|
早ければ小学生の頃に俺は頭が悪いから勉強はダメだ。中学生の頃にはどんなに頑張っても1回戦負けでスポーツは向いていない。高校時代には俺の容姿や性格では彼女も作れないつまらない人間だ。大学時代には受験に失敗した俺はダメな人間だ。社会人になっても希望する会社に入社できなかった俺に未来はないと、人生の前半戦で自分をあきらめてしまう人もいるのではないでしょうか。
ダメだという安易な結論を出しても意味がありません。それでは何も変わらないのですから。グリッドとは人生を短距離走ではなく、マラソンのように走り続ける能力としています。
|
|
あきらめずに熱意を維持すること、結果が伴わなくても努力を続けることで道が開ける、ということをグリットという言葉で表現しているのだと思います。
大きな志や夢でなくとも、自分の好きなことをコツコツと続けること、あきらめずにもう少しだけ頑張ってみること、まわりから笑われても自分の道を歩んでいくこと、こういう前向きな姿勢が人生を豊かにしてくれるのではないかと思うのです。
|
|
勝手に植え付けられた他者との比較からのマイナスイメージを払拭することで、人生が変わっていくのではないかと思います。世界中の誰もが信じなくても、自分のことは自分で信じ認めてあげたいものです。