「部活を休みたい」という考えが、教育と子どもをダメにする

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2018年03月12日 20:00  citrus

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部活動 先生も生徒も 本音は「休みたい」――「みんなやりたいと思っている」勘違い

部活動の負担感が大きいワケ――土日の部活動は日額3000円 未経験でも顧問

 

今回のお題は学校の部活についてです。本当は教師も生徒もそんなに一生懸命に部活をしたいと思っていないのに、お互いに部活の時間を減らしたいとは言えず、土日も部活をしているという提言についてです。

 

教育の主流となってしまった「無理をすることはない」という価値観がまた登場してしまいました。私は学校の授業よりも部活で学ぶことのほうが社会に出てから役に立つと思っています。先輩後輩との上下関係、チームプレー、根性、体力など部活は子供達の成長に欠かすことのできないものです。

 

今の教育の世界では「無理をすることはない」とか「辛い思いをすることはない」と盛んに言われますが、社会人になれば無理をしなければなりませんし、辛い思いや悔しい思いと無縁で生活することなどできません。

 

学校は社会で生きていくための練習をする場所でもあります。いきなり厳しい社会に投げ込まれるのではなく、学校で部活などを通して少しずつ厳しい環境でもやっていける準備をしておくからこそ、社会に馴染めるようになるのです。

 

 

そもそも「嫌なことはしなくても良い」と教えてしまえば、教育は成り立たなくなります。嫌なことでも投げ出さずに道を開いていく力を養うのが本来の教育です。学力よりも将来の目標や志、偏差値よりも人間力、安易な放棄よりも継続する力などが教育の目的ではないかと思っています。

 

「自分らしく」と言えば聞こえは良いのですが、社会において自分らしく生きていくためには、相応の力が求められます。屁理屈で自分を取り繕っても虚しくなるばかりです。

 

厳しさに耐えうる力を持たなければ、自分の花を咲かせることはできません。教育の在り方についても考えるべき転換期ではないでしょうか。

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  • これはすり替え 厳しさとは長時間拘束したり割に合わない報酬で働いたりすることじゃない まだこんなこと言ってる奴がいるのか
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