レアル・マドリードに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが19日、母国の年間最優秀選手賞を獲得した。「常に自分がナンバーワンだと示している」という言葉の通りに、これまで数々のタイトルをクラブと自分にもたらしてきた。そこで、彼がこれまで達成してきた記録の中で、「今後破ることのできない4つの記録」を紹介する。
■2つのクラブでの成功
これまでバロンドール(欧州年間最優秀選手)、世界年間最優秀選手、ゴールデンシュー(欧州最多得点記録)、チャンピオンズリーグ(CL)優勝、国内リーグ、国内カップ戦、クラブワールドカップを、レアル・マドリードとマンチェスター・Uで合計33個獲得。1つのクラブでも上記のタイトルを全て獲得できるのは困難であり、それを環境の違う2つのチームで実現したのは歴史的に見てもほとんどいない。今後どんな若い選手がこの記録に近づけるのか楽しみである。
■リーガ・エスパニョーラで286試合300ゴール
2009年にレアル・マドリードへ加入して以降、数々のゴールをチームにもたらしてきた。そして、スペイン史上最速でリーグ戦300得点を達成したのだ。1試合あたり1.05ゴールを叩き出したC・ロナウドは、未だにトップフォームを維持しており、今シーズンは1月13日のビジャレアル戦までリーグ戦わずか4ゴールだったが、現在では得点数を22まで伸ばしており、得点ランキングトップのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの25ゴールに迫っている。
■トップリーグで6シーズン連続公式戦50ゴール
300ゴール達成は世界最高峰のストライカーであることを証明したものの、6シーズン連続50ゴールという記録は、もしかしたら前者の記録より素晴らしいものかもしれない。“ライバル”のメッシが2010−11シーズンから3シーズン連続で50ゴールの記録が途絶えてしまったことを考えると、達成するのがいかに難しいかわかる。
10−11:54試合53ゴール
11−12:55試合60ゴール
12−13:55試合55ゴール
13−14:47試合51ゴール
14−15:54試合61ゴール
15−16:48試合51ゴール
■CLで7シーズン連続2桁得点
C・ロナウドの類いまれな得点能力は、リーグ戦だけでなくCLの舞台でも発揮された。少ない試合数の中で、7シーズン連続で2桁ゴールを挙げることができたのは、同大会が始まってから60年以上ある歴史の中で彼だけである。今シーズンもすでに12ゴールを奪っており、13−14シーズンの17ゴールを上回る記録を残すかもしれない。