新型対艦ミサイルLRASM・6回目の空中発射試験成功

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2018年03月22日 18:02  おたくま経済新聞

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おたくま経済新聞

新型対艦ミサイルLRASM・6回目の空中発射試験成功

 ロッキード・マーティンが開発中の新型対艦ミサイルAGM-158C・LRASM(Long Range Anti-Ship Missile)。自衛隊も取得を構想していますが、2018年3月19日(現地時間)、6回目の空中発射試験に成功したとロッキード・マーティンが発表しました。


【さらに詳しい元の記事はこちら】


 新型の長距離巡航ミサイルAGM-158・JASSM-ER(Joint Air-to-Surface Standoff Missile Extended Range)の弾体を利用して派生開発されているLRASM。現在広く使用されている対艦ミサイル、ハープーンの後継とされ、GPS誘導による自律制御で目標に向かうスタンドオフ(撃ちっ放し)タイプのミサイルで、およそ800kmの射程距離を持つとされます。


 LRASMはB-1Bや、F/A-18E/Fスーパーホーネット、F-35ライトニングIIからの空中発射だけでなく、水上艦からMk.41VLSを使用しての垂直発射にも対応する予定となっています。


 テキサス州のダイエス空軍基地から離陸した、アメリカ空軍第337試験飛行隊のB-1Bは、カリフォルニア州のポイントマグー海上発射試験場上空でLRASMを発射。洋上に設置された標的を見事に捉えました。


 空中発射試験はこれで6回目。全て目標を捉え、試験は成功しています。現在のスケジュールでは、2018年中に空軍のB-1Bで実戦化、そして海軍のF/A-18E/Fでの実戦化を2019年に予定していますが、このまま空中発射型は順調に進んでいきそうです。


 Mk.41VLSを使用した艦上垂直発射型も、2016年7月18日に試験船を用いての発射試験に成功しており、標的を用いた試験も進められています。


Image:USAF/Lockheed Martin


(咲村珠樹)


このニュースに関するつぶやき

  • 艦載のセルからも発射できれば、まあまずはそっちから導入を進めていいし、F-2の近代化改修なり後継なりで空中発射型を導入できればいいんじゃないかな。
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