理想の出産を事前に計画しよう!「バースプラン」って?

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2018年04月17日 21:42  &Mama

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「バースプラン」という言葉を聞いたことはありますか?


妊娠してから、初めて聞いたという方も多いかもしれません。「バースプラン」とは、妊婦さんが考える出産プランのことです。


妊婦さん自身が、自分なりに目標を定めて分娩に臨んだほうが出産への満足度も高く、育児に前向きに取り組める場合が多いことがわかってきました。(※1)(※2)


今回は、助産師である筆者が「バースプラン」についてお伝えします。



▼「バースプラン」って何?

赤ちゃんを迎える時、皆さんはどんなふうに過ごしたいですか?


どんなふうに過ごすか、と聞かれてもすぐにイメージすることは難しいですよね。


そこで考えるのが「バースプラン」です。


まずは、妊娠や分娩について知ることから初めてみましょう。


赤ちゃんの分娩にはどんな方法があるのか、分娩ってどんなものなのか、妊娠中どう過ごせばよいのかなどの情報収集をしてみましょう。


医療施設の助産師や医師に聞いてみる、プレママ・プレパパクラスへの参加や書籍などからも妊娠や分娩について知ることができます。


「病院で産むのか助産院で産むのか」「自然分娩にするか無痛分娩にするか」「分娩の時に誰に立ち会ってもらいたいのか」「どんなふうに過ごしたいのか」「赤ちゃんにしてあげたいこと」など、考えたことを書き出していってみましょう。


出産施設によっては、バースプランを記入する用紙を渡されることもあり、事前にバースプランで可能な選択肢を提示してくれるところもあります。



▼「バースプラン」を考えたら?
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出産施設によって、分娩の方法やできることなどは異なりますので、皆さんの考えたバースプランの希望に添えないこともあるかもしれません。


ご自分が出産される施設の助産師などに、皆さんが考えたバースプランが可能であるかを相談されるとよいですね。


出産施設によっては、妊娠中にバースプランの内容を確認しながら相談できるところもあります。


相談することで、ご自分の今の妊娠経過や状態から、どんな選択肢があるのかが具体的にわかると、妊娠中の過ごし方や出産への心構えにも変化があるかもしれません。


相談後に、またプランを考えてみることで、より分娩に向けたイメージがしやすくなると思います。


また、「バースプラン」の内容は、ぜひ旦那さんやご家族にも伝えておき、賛同が得られるようにしておくことも大事です。


バースプランは、妊娠後期のお腹もだいぶん大きくなり陣痛に似た収縮が感じられるころ、里帰りして出産に備えるころには、おおよその内容がイメージできているとよいといわれています。(※1)



▼「バースプラン」どおりに進むの?

「バースプラン」を準備していても、プラン通りに進まないこともあります。


分娩は、赤ちゃんとお母さんの安全を第一に考えるので、その時に一番良い方法で分娩をすすめます。


状況によって、帝王切開術になる可能性はどの妊婦さんにもあることです。帝王切開術となっても、「バースプラン」は考えることができます。


「生まれたらすぐに赤ちゃんを触りたい」「手術中に声をかけてほしい、手を握ってほしい」「痛み止めをできるだけ使いたい」「すぐにおっぱいをあげたい」など、自分がこうしてほしいなと思うことをぜひ考えてみてくださいね。(※1)



バースプラン通りに分娩ができた場合も、その通りにならなかった場合でも、「バースプラン」を考える過程で、赤ちゃんのことを思ったり、自分自身の身体のことを考えたり、家族や医療者と話した時間は貴重な体験だと思います。


赤ちゃんが大きくなった時に、皆さんが考えた「バースプラン」を見せてあげてくださいね。



【参考・画像】
※1 「月間母子保健・バースプランとバースレビュー」2016年10月号 – 公益社団法人母子研究会
※2 佐藤彰子 梅野貴恵「褥婦のバースプランの認識と出産満足度との関連に関する研究」- 日本助産学会誌vol.25,No.1,27-35,2011
※ Natalia Deriabina, Syda Productions / shutterstock


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このニュースに関するつぶやき

  • 自宅出産に憧れがあったけど、現実は多胎で切迫早産で、最終的に強制入院食らって緊急帝王切開で摘出されたな。普通に分娩できるのは、思ったより普通の事ではないんだろうなぁ。
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