この国はフルーツが美味しく、タバコの香りは豊かで、医療は充実し、差別はないとパラダイスみたいに書く人がいる。そんな国ならなぜ配給制度を施行したり闇市が蔓延ったりするのか？労働条件は？！

我国の極左団体はエルネスト・チェ・ゲバラを崇拝する向きが多く、世界的にゲバラは人気があるが、独裁はともかく経済の独占管理や価値独占、労働意欲の低下等の問題は？！競争の廃止は経済を殺す！

この国の無料医療を称賛する向きがあるが、賃金や配給とか労働条件とかはそんなに良いのか？！社会主義は最低限の保護を与えて強制労働社会を築いた。この国の生活条件全般を詳しく紹介して欲しい。

世界の多くの左翼学生に希望を与えた国だったが、人口の相当部分はアメリカの底辺社会に難民として逃避した。貧困を退治した面があったが、貧しく停滞している。独占統制経済は破綻し、闇市が横行！

いまだにこの国に希望を抱く向きがあるが、既に統制経済は破綻し、闇市は闇ドルに支配されている。経済は停滞しているし、独裁体制で政治犯も少なくない。憧れる向きはキューバで暮らしてみたら？！

この国の医療を称賛する人には賃金や配給、労働条件等を説明して欲しい。フルーツやタバコが豊かだと言う人には地元住民がそれらをそんなに買えるのか教えて欲しい。なぜ配給が必要で闇市が横行？！

「共産主義の原理は,プロレタリアートの独裁を樹立すること,過渡期に国家的強制を行使することにある」(「レーニン選集三巻」〈９〉大月書店・国民文庫)

「プロレタリアは確保すべき自分のものを何ももたない,かれらが破壊しなければならないものは,これまでのすべての私的安全や私的保障である」(マルクス＆エンゲルス「共産党宣言」岩波文庫)

「革命とは,血で血を洗い,人間が人間を撲滅するものであり,そのためにこそ,マルクスは,密かに「プロレタリアート独裁」を準備し,それをことさら神秘めかしてきたのである」(森「マルクスと悪霊」)

革命世代がどんどん引退していきますね。　でも日本共産党の幹部連中は連綿と地位にしがみつくんですよね？

確かにキューバ革命は貧困を退治した面があったが、強制労働と配給生活を強要し、多くの人々がアメリカの底辺社会に逃避した。既に統制経済は破綻して、闇市は闇ドルが支配する。経済改革が必要だ。

「すなわち,プロレタリアートは,自己の解放をかちとるためには,ブルジョアジーを打倒し,政治的権力を奪取し,その革命的独裁をうちたてなければならない,と」(レーニン「国家と革命」岩波文庫)

価格の形成自体が一般の需要と供給の均衡関係を無視して一方的、独断的に決定され、自由競争が存在しない社会主義経済は必ず破綻する。既に闇市は闇ドルが横行し、配給制度も極めて貧しくなった。