星野源と三浦大知の共通点は? 音楽への愛情に溢れた二人のトークを聞いて

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2018年04月19日 07:01  リアルサウンド

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 「星野源と三浦大知がCDとレコードを持ち寄りブースの中で中学生のように音楽をかけながらぐだぐだ2時間話すスペシャル!」と題して放送された、101回目の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)。放送後にTwitterにアップされた2ショットが“双子コーデ”では? と話題になっていたが、本放送は二人の仲睦まじいトークを聞くことができる貴重な回となった。


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 今や国民的アーティストと呼ぶにふさわしい存在となっている星野と三浦。そんな二人が、「自由にかけていくよ」(星野)というスタンスでCHAGE AND ASKAからBOYS II MEN、はっぴいえんどまで幅広い選曲でリスナーを楽しませた。中学生の頃からの親友のような雰囲気のある二人だが、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の楽屋で三浦が「Family Song」の鼻歌を歌っていたことから距離が縮まったという。「相当不意でしたね」と照れくさそうな三浦に対し、星野は「いや、うれしかったんで。ありがとうございます」と素直に喜んでいた。


 二人が好きなブルーノ・マーズの話題では、来日公演に足を運んだという星野が「曲が終わったらすぐに次の曲っていう感じで。すごいよかった」としみじみ語ると、「いいですねー」と共感。さらに三浦は「もう何をやっても大丈夫な域というか。ブルーノ・マーズがやったらもうブルーノ・マーズの音楽になるっていう感じがしますよね」と評していたが、実はその言葉は星野や三浦自身にも当てはまるのかもしれない。表現の仕方は異なるものの、文字通り“歌って踊れる”エンターテイナーであり、JBやマイケル・ジャクソンへの憧れを度々語ってきた二人はそれぞれの音楽性を確立しつつあるように思う。


 三浦が「『あれっ、日本にあんまりこういう1人でやっている人はいないかも?』って思って」とアッシャーからの影響を語り「U remind me」を選曲すると、星野は「自分の音楽のすごいルーツに細野さんがなって。いろんなところで自分もイマジネーションをいただいたり」と細野晴臣への思いを語るとはっぴいえんど「あしたてんきになあれ」を流す。互いのルーツを掘り下げ、アーティストとしてリスペクトを深めていく。


 そして、「この人みたいに音楽を楽しめたら最高だな。僕が勝手にですけど、自分が知ったアーティストの中で一番音楽が好きな気がしてる」と三浦が挙げたのはマイケル・ジャクソンだった。もちろん星野も「僕も(マイケルが)大好きです」と共感。楽しそうにレコードを持ち寄って盛り上がる二人の様子は、まさに音楽への愛情に満ち溢れていた。


 時に兄弟のように、時に親友のように大好きな音楽について語り合った二人。番組の最後、星野が「二時間じゃ全然足りない!」と言っていたが、リスナーも同じ気持ちだったはず。プライベートを覗き見しているような二人のトークからは、それぞれがこれから目指す先も見えた気がする。またいつか、何かの形で共演してくれることを願いたい。(村上夏菜)


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