安田顕、毎日毎日“死んだふり”撮影でうんざり

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2018年04月21日 19:40  ナリナリドットコム

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女優の榮倉奈々(30歳)と俳優の安田顕(44歳)が4月21日、島せんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭で開催された映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」プレミア上映舞台挨拶に登壇。それぞれの“死んだふり”への想いを明かした。

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一般の観客への初お披露目となったプレミア上映後、主演の榮倉と安田、そして李闘士男監督が大きな拍手に迎えられて登壇。会場は老若男女、親子連れ、カップル、友人同士などで満席となり、観客を前に榮倉がまず「今日はありがとうございます。初お披露目でこんなにたくさんの方にご覧いただけてうれしいです。楽しかったですか?」と客席に問いかけると、客席からは再び大きな拍手が湧きあがった。

「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」というタイトルの初印象について、榮倉は「長い(笑)」と答えつつ、脚本を読んで「ユニークなタイトルからは想像できない深いメッセージと素敵な行間が描かれた映画だと思いました」とオファーを受けた喜びを語った。

安田は「脚本を読んだらイメージが原作と違って、いろいろと伝えたいことがあるのかな?と。でも撮影が始まったら、毎日毎日“死んだふり”のシーンで、勘弁してほしかった(笑)。でも出来上がったら、夫婦愛がたくさん描かれていて、感じることがいっぱいあって。監督、素晴らしい素敵な映画をありがとうございます」と李監督に詫びとお礼を伝えた。

演じた役のちえについて、榮倉は「ちえさんの感情や愛情はとても普遍的で、みなさんに共感いただけるものがたくさんこめられています。素敵な方だなと思いました」。安田は夫のじゅんとは「共通点はないです。僕はもし死んだふりをされたら無視ですね。僕があの夫だったらたぶん離婚する結果になってる(笑)。なんか汗出てきちゃった…」と笑わせた。

李監督は、本作で描きたかった夫婦の愛の形について聞かれると、「夫婦にしろ友人にしろ兄弟にしろ、コミュニケーションは難しいもの。ほとんどの人が不器用ですよね。描きたかったのはそれぞれのコミュニケーションの形を模索していくことが大切なことなのではないかということです。不器用な夫婦って素敵だな、と」と答えた。

15パターンの“死んだふり”で、どれがお気に入りかと問われ、李監督が「ドラキュラですね。セットに入ってきた榮倉が男装の麗人という感じでめちゃくちゃカッコよかったんです。あと、落ち武者もお気に入りです」と答えると、榮倉が「スタッフの皆さんの気合いが入りすぎて、最初はあまりにも完ぺきな落ち武者になってしまって(笑)。さすがに普通の主婦には無理だろうということで、パーティーグッズのかつらを用意してもらったんです」と裏話を明かした。安田は「お気に入りは一切ありません。さっき言ったように撮影中はうんざりしていたので(笑)」と再度、“死んだふり”をボヤくコメントとなった。

フォトセッション中に、安田から客席に「映画をご覧になっていかがでしたか? 星三つだとも思う人?」と問いかけると、客席からは大きな拍手。最後に榮倉から「みなさん、本当にありがとうございました。不思議なテイストの映画になるのではないかと撮影中は安田さんと不安を抱えながら演じていましたが、完成した映画を見て、想像以上にいろんな夫婦の人生、いろんな人間の人生が浮き上がっていて、とても素敵な、言葉にならない映画になりました。李監督は素晴らしい方だなと。ありがとうございました。気に入っていただけたら家族やお友達を誘ってまた劇場にいらしてください」と感謝のメッセージが贈られた。

映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」は6月8日よりロードショー。


☆「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」とは……

「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」。2010年、Yahoo!知恵袋に投稿された質問はたちまち話題を呼び、翌年にはコミックエッセイ化。一大ブームを創り上げた伝説の投稿が、このたび実写映画化された。誰もが疑問に思う「なぜ“死んだふり”なのか」。物語は入口から予測できない味わい深いラストへとたどり着く。結婚3年目の夫婦が、一風変わったコミュニケーションにより見つけ出した、“本当の夫婦”になるための答えとは―。

◎ストーリー

サラリーマンのじゅんが仕事を終えて帰宅すると、玄関で妻のちえが口から血を流して倒れていた。動転するじゅんだが、「ククク……」と笑うちえの傍らにはケチャップ。ちえは死んだふりをしていたのだ。それからというもの、家に帰るとちえは必ず死んだふりをするようになった。ある時はワニに喰われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…次第にエスカレートしてゆく“死んだふり”。最初は呆れるだけのじゅんだったが、何を聞いても「月が綺麗ですね」と笑うだけのちえにだんだん不安を覚え始める。寂しいだけなのか、何かのSOSのサインなのか―。ちえの謎の行動には、“秘密”があった。


元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20180449162.html


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