スペイン代表MFアンデル・エレーラが、FAカップ準決勝でトッテナムを下し決勝に進出した結果について、浮かれるのではなく、決勝に向けて準備を整えることの重要性を主張した。クラブ公式サイトが21日に伝えている。
マンチェスター・Uは21日、FA杯準決勝でトッテナムに先制されたものの、チリ代表FWアレクシス・サンチェスとエレーラのゴールで逆転し、2−1で勝利。大会記録に並ぶ通算20回目の決勝進出を果たしている。
試合後エレーラはインタビューに応じると冷静に次のように述べた。
「彼ら(トッテナム)は非常に優れたチーム。多くの選手が攻撃に絡むし、対戦相手を苦しめる素晴らしい監督もいる。今日は苦しい試合だったよ。一丸となって守って、戦わないといけない展開になるのはわかっていた」
「まだ何も勝ち取っていない。しっかり決勝に向けて準備しないとね。決勝は特別な試合。何が起こるかは誰にもわからない。でもこれからは、2位で終えるためにもアーセナル戦に向けて集中しないといけない」
エレーラは、4−3−3のフォーメーションで守備的な役割を担ったが、62分にはボックス内に飛び込み逆転ゴールを決めた。
「僕はチームのバランスを取らないといけない。あらゆるプレーを生み出せるポール(・ポグバ)というファンタスティックな選手がいるのだから、ネマニャ(・マティッチ)と一緒にバランスを取らないといけない」
「だから彼を時々フリーにしてあげないといけない。そして、たまには点に絡める場所に出ていく。今日は、それをやったまでさ」