春は保育園や幼稚園に入園する子も多く、服を買うというママが多いと思います。
ただし、デザインだけで洋服を選んでしまうと、ものによっては子どもを危険にさらす場合があります。
今日は2児のママである筆者が事故に巻き込まれやすい服について、過去にあった事故事例などをもとにお話したいと思います。
春から初夏にかけては、肌寒い日もあれば、暑い日もあって気温が不安定です。服装も、薄い長そでを着せたり、半そでTシャツの日もあります。
朝夕は気温が低めなのでちょっとした上着を着せたりもしますよね。こんな風に、毎日の天気や気温によって調整が必要な時期です。
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東京都内で4歳の女の子がパーカのフードがドアノブに引っかかり、窒息状態となって入院する事故が起きています。(※1)
また、子ども同士で引っ張り合ってけがをするなど別の調査でもわかっています。
東京都が実施した消費者アンケート調査によると、全体の77%がヒヤリハットを含めた事故を経験しており、そのうち16.5%(6人に1人)の割合で実際にケガをしている現状があります。
海外では死亡事故も起きているのです(※2)。
特に“ひも”付の服が危ないということから、日本では2015年に子ども用衣料のひもの安全基準が公表されました。(※3)
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また、すその長い洋服の場合は、自分で踏んだり踏まれたりしてつまずいたり、フードはあちこちのでっぱりに引っかける可能性があります。
筆者の子どもが通う園の決まりや、一般的な動向から以下の衣類は事故に巻き込まれやすい服といえそうです。
【事故に巻き込まれやすい服装】
特に顔周りのひもは要注意! どこかに引っかかるようなことがあれば窒息する可能性があります。
ホルターネックの洋服はNG、デザインでつけられたひも、大きさを調整するためのひもにも注意が必要です。園児の場合は、お友達に引っ張られてケガをする危険もあります。
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肌寒いときに重宝するパーカーやフードつきのカーディガン、夏になれば水着の上に着るラッシュガードにもフードつきのものが多いです。
筆者の子も自宅の植木に引っかかったことがあります。フードが引っかかる、お友達に引っ張られる、ファスナーで皮膚を挟むなどケガをする可能性が高く、多くの園でフードつきの服はNGとされています。
すその長いズボンやスカート、ワンピースにも危険が伴います。女の子が好むチュチュスカートも、リボンやひもなど装飾があるものはそれだけひっかかりも多くなるので着用時は注意しましょう。
保育園や幼稚園では、そもそもワンピースやスカートは外遊びに不向きという理由などから禁止というところも多くあります。
筆者の子どもの園では、サンダルやローファーもNGです。しっかり歩けないうえ、万一の災害のときにも逃げるときに危険だという理由です。
さらに、ズボンにつける“移動ポケット”も引っかかったり、ピンの開閉でケガをするという理由で禁止になっています。
以上、事故に巻き込まれやすい子ども服をあげました。
大人には何でもないことでも、子どもにとっては危険になります。安心してたくさん遊んでもらうためにも、登園時などは特に安全な洋服を選びたいですね!
【参考・画像】
※1「子供服に安全基準 ひも・フード…危険性の認識を」産経ニュース
※2「安全・安心な子ども用衣料をめざして」野村憲二『国民生活』、2014年
※3「子ども用衣料(ひもの安全基準)のJIS案を公表します。〜子ども服メーカー・消費者等、関係者へのJIS普及・周知に向けて〜」経済産業省
※ Purino、 Seksun Guntanid、szefei / Shutterstock
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