チェルシーに所属するベルギー代表GKティボー・クルトワが、自身の去就について明言しなかった。20日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
チェルシーとの契約が2019年6月30日までとなっているクルトワ。チェルシーは契約延長を望んでいるものの、いまだに合意には至っていない。来年1月の移籍市場からフリーでの移籍が可能となることから、契約延長をしないのであれば今夏に退団する可能性もあることが報じられている。
クルトワは自身の去就について「ここ数週間や数カ月で言ってきているように、僕が来シーズンもチェルシーでプレーしているかどうか分かるのは全てW杯が終わってからだ」とコメントし、チェルシー残留を明言しなかった。
一方で、来シーズンチェルシーがタイトルを獲得するためには、膨大な移籍金をかけて選手を獲得する必要があるかと聞かれると「そうだね、必要だと思う」と応え、次のように続けた。
「(マンチェスター)シティーや(マンチェスター)ユナイテッドがどのようにお金を使って戦っているのかを見れば分かることだと思う。トップを狙うのであれば、彼らと同じようなことをしなければならない。もちろん、限界はあるだろうけどね」
「今日の移籍市場は少し狂っているように思う。今ではディフェンスの選手のために8000万ポンド(約120億円)を支払わなければいけなくなっている。これはおかしなことだ。でも、クラブは必要なことをしてくれると思うよ」
また、今シーズンは5位に終わり来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃したチェルシー。しかし、19日に行われたFA杯決勝ではマンチェスター・Uを下し、6年ぶり8度目の優勝を果たし、タイトルを一つ獲得した。今シーズンの出来についてクルトワは次のように語った。
「僕たちはタイトルを獲ったのだから満足している。それがサッカーだと思う。FA杯のような大きなタイトルを獲れたことは喜ばしいことだ。もちろん、CL出場権を逃したことは望んでいたことではない。ただ、来シーズンに向けてハードワークをして、またトロフィーを獲得できるようにしたい。シーズンの終わり方として、タイトルを獲って終えることはとてもいい終わり方だと思う」