登山家の栗城史多さんが死去 エベレスト下山途中に遺体で発見 指を9本失っても挑戦続ける

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2018年05月21日 15:50  BIGLOBEニュース

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画像は栗城史多オフィシャルサイトより

登山家の栗城史多さん(35)が21日、エベレストからの下山途中で死去した。


エベレスト登頂に挑んでいた栗城さんは、21日朝のブログとFacebookで「栗城は体調が悪く、7400m地点から下山することになりました。今後の行動は未定で、栗城が無事に下山して状況がわかり次第、お知らせいたします」と状況を報告していた。しかし、その後に栗城さんの事務所がSNSを更新。「このようなお知らせになり大変申し訳ございませんが、エベレストで下山途中の栗城が遺体となり発見されました」と訃報を伝えた。


事務所は、「下山を始めた栗城が無線連絡に全く反応しなくなり、暗い中で下から見て栗城のヘッドランプも見当たらないことからキャンプ2近くの撮影隊が栗城のルートを登って捜索し、先ほど低体温で息絶えた栗城を発見いたしました」と遺体発見までの経緯を説明。何メートルの地点で発見されたかなどは分かり次第、報告するとしている。


栗城さんはこれまでに7度、エベレスト登頂を目指すも失敗に終わっていた。2012年秋の挑戦では、両手・両足・鼻が重度の凍傷になり、両手の指を9本切断。それでも挑戦を続け、今回が8回目のエベレスト登山だった。

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