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ラン活に前のめりになれない人に捧ぐ最新ランドセル事情

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2018年05月22日 10:02  MAMApicks

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年長ママになると聞こえてくる「ラン活」というワード。「活」の字がついているが、就活、婚活、終活などの人生の一大イベントとは毛色が違い、「ランドセルを選ぶ」ことがイベント化しているものだ。

一言でいえば、親子3代の「小学校スイッチ」を入れる役割がある。ランドセルは、財布担当のじいじとばあばにとっては孫への愛情の証となり、親にとっては幼児育児からの卒業の証。子どもにとっては社会を広げるパスポート、といったところか。


そして巷では「工房系」といわれるランドセルが人気らしい。工房系とはその名のとおり、職人さんが手縫いで、一つひとつ作ってくれるランドセルやそのブランドを指す。少量生産ゆえに生じるブランド価値、大切な子どもの持ち物には、手作りの温かみあるランドセルがふさわしいという親の願い(エゴ)と、ファッショナブルで無駄のないデザインが親心をくすぐって人気なのだろうと思っている。

……が、ブランドによっては白熱しすぎる場合もあり、発売開始当日、所定の時間にPC前に張り付いて、1時間以内に目当てのランドセルを決済せねばならんとか、目当ての品を買えるか分からないので保険用を予約し、保険用のキャンセル時にはけっこうな値段が発生するとかいう状況があるらしく、その熱量の高さには引いてしまう。

そんな私でも、来年1年生になる子どもがいるとなれば他人事ではない。ラン活基本の「き」を知らない母親でもOKとのことで、ランドセルの大手メーカー・セイバンの新店舗である池袋店を取材させていただいた。


■データで見る近年のラン活事情
店舗内観でまず驚いたのは、そのカラフルさ、ファッショナブルさ、多機能さである。思わず年長さんの心にかえって「私ならコレ!」というお気に入りができてしまった。(マットカーキのランドセル、カッコいいです)。


そして、セイバン株式会社のマーケティング部・上田さんに、近年の事情を伺った。
(※データはセイバン以外の製品も含めた日本全国のランドセル事情)

まず、購入時期はどんどん早まり、夏休みまでの購入がピーク。そして、気になる平均購入価格は近年上昇の一途をたどっており、56,000円也。デザイン性や品質が高く、高価なモノから先に売れていくというから、ラン活熱の高い人から買っていくのだろう。



そして、私が地味に驚いたのは選ばれている素材の割合である。人気なのは、アラフォーが小学生だった時代よりもはるかに質が向上している人工皮革だ。逸品志向で牛革やコードバンといった天然皮革を選びがちなじいじとばあばにもこの旨を伝えておくと良いかもしれない。



最後に、子どもにとって気になる色は、以下のとおり。カラフルな女子に比べて、男子は黒一強なところがおもしろい。


親御さんの中には「子どもが目立つ色を選んで、誘拐のターゲットにされないか?」「いじめにあわないか?」という心配があるようだが、セイバンの上田さんいわく、ランドセルの色もカバーも多様化しているので、その心配はあまりしなくてよいということだった。

■最初にやるべきは、モノを見るより「通学時間を計る」こと
基本の動向が分かったところで、次にやるべきフェーズは、子どもの足で家から学校まで何分かかるかを計ること、実際の通学風景を見て雰囲気をつかむことらしい。これは目からウロコだった。そう、ランドセルは親が持つのではなく子どもが毎日背負うものなのだから。

日本の小学校の通学平均時間は、約15分だという。小学1年生でランドセル、教科書と体操着、学童にいく子ならそれ用の荷物を持つと、まるでモノの塊が歩いているかのようになる。少しでも軽いものを、という親心が人工皮革という素材選びにも反映されているようだ。

実際の小学生はといえば、ランドセルカバーをつけていることも多く、元の色やデザインがよく分からない場合も多い。スマホカバーのように、気分や学年で変えていくものと考えたら、もしかしたら本体は何でもいいのかもしれない……。


さて、基本の「き」を知ったあとは、各社からカタログを取り寄せたり、実店舗で実際のカラーや素材、丈夫さを確かめたり、となる。細かいモヤモヤや疑問については、セイバンの店舗であれば、常駐する「ランドセルコンシェルジュ」にきいてみるのもいいだろう。同社の商品に限らず、ランドセル全般の知識や選び方を教えてくれるという。

■安心してほしい、新年度直前まで売っている
誤解を生みやすいところであるが、メーカー系と言われるセイバンでも、総勢180人の職人さんたちが毎日手づくりでランドセルを作っている。年間30万個と生産数が多いので、てっきり機械でガッチャンコと作っていると思っていたが……職人さんがたくさんいるのだ。

そして何より人気種はのぞくが、新年度を迎えるまでランドセルはちゃんと販売し続けている。過熱するラン活により、軒並み品切れで買えない、という悲劇は起こらないから安心してほしい。

ちなみにマイナビニュースが行ったアンケートによると、小学生保護者の10人に3人は、「親の買い物になってしまった」「品切れなどの情報に惑わされ、早く買いすぎた」などと、ラン活を後悔していることがあるというから、落ち着いて納得のいくものを見極めたいところである。

ラン活で前のめりになった方はもうすでに購入済みかもしれないが、前のめりになれない方は、そのペースで気楽にランドセル選びを続けてよいのだ。じいじとばあば、親、そして子どもが「三方良し」になり、やさしく小学生スイッチを押せるようなラン活をしたいものだ。

【取材協力&データ提供】
ランドセルのセイバン
https://www.seiban.co.jp/

斎藤貴美子
コピーライター。得意分野は美容・ファッション。日本酒にハマり、Instagramの#SAKEISAWESOMEkimikoで日本酒の新しい切り口とコピーを思案中(日本語&つたない英語)。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。

このニュースに関するつぶやき

  • 仕事上の付き合いで話したランドセルメーカーさんから1日に400個作れると聞いて驚愕したわ 品薄なんて嘘(笑)
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  • ラン活…。なんでも活つければいいってもんじゃないと思うが。バカっぽいよ。…乱活?(笑)(笑)(笑)
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