和食に欠かせないのが味噌汁。だしやみそ、具材の種類は多岐にわたる。中には「え、この食材を使うの？」と驚くこともあるが、甘みが魅力のサツマイモもそのひとつのようだ。
ヤフー知恵袋には5月7日、「味噌汁の具にさつまいもってありなの？」という相談が寄せられ、相談者が不思議がっている。
「あり。むしろなぜ疑問なのかと思った」という人も
寄せられた回答を見ると、「なし」とする人が続いた。理由は、「甘くなるのが嫌」からだという。サツマイモは煮込んでいるうちに、汁に甘みが溶け出してしまう。
筆者（編集部S）としては味噌の塩気とサツマイモの甘みが合わさり、より味わいが深くなるのが美味しいと感じるのだが、それを苦手とする人もいるようだ。食の好みは育った環境で大きく変わるので、仕方がない。
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サツマイモを使う味噌汁といえば、鹿児島県の郷土料理「さつま汁」だ。鶏肉や根菜、サツマイモを入れて煮込み、味噌や砂糖で味付けする。知恵袋への回答でも、サツマイモ入りの味噌汁は「あり」と答える人も多い。
「あり。むしろなぜ疑問なのかと思った」
「甘くなっておいしいですよ。秋には最高です」
「ありあり全然あり味噌汁の奥深い味が甘みのあるサツマイモに染み込んでうまいぞ！！」
キュウリやミョウガ、ナスの方が不人気という調査も
サツマイモについては意見が分かれたようだが、味噌汁に入れる具材だとほかにどんな食材が不人気なのか。アンケートサイト「みんなの声」に2015年に掲載された調査結果を見ると、「嫌いな味噌汁の具」の1位は「キュウリ」だった。水分が多いので、夏場に味噌を少し塗って大胆にかぶりつくと美味しいが、味噌汁に入れるとなると話は違ってきそうだ。調べると、富山県ではキュウリを味噌汁に入れるようだ。
不人気ランキングの2位以下は「ミョウガ」「春菊」「なす」が続き、「サツマイモ」は8位だった。ランキングを見る限り、そんなに忌み嫌われる食材ではなさそうだ。
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変わった具材を入れる味噌汁としては、青森県の「せんべい汁」、山形県の「納豆汁」などがある。いずれもその地域で育っていない人からすれば、やや抵抗を感じてしまいそうではある。味噌汁にどんな食材を入れるかに正解はない。その人の好みに合うものを入れて、味噌汁の味を楽しみたい。
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