アーセナル、エメリ新監督が意気込み「全てのタイトルに挑戦する」

アーセナルのウナイ・エメリ新監督が、入団会見を行った。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　約22間率いたアーセン・ヴェンゲル監督の後任としてアーセナルの新指揮官に就任したエメリ監督は、今後の目標について次のようにコメントした。

「我々の目標はヨーロッパでベストなチームになり、タイトルを獲得することだ。それに加えて、チームにはファンに誇りを持ってもらえるようになってもらいたい。すでにそれがあることも知っているが、私はもっとそうなってもらいたいと思っている。ここにいる選手たちを信じているし、一緒にハードワークしたいと思う」

「このクラブにとってそれはとても重要なことなんだ。なぜなら、チャンピオンズリーグの舞台から2年も遠ざかってしまっている。私は、プレミアリーグにおいても世界と比べてみても、このクラブを一番にしたいと思っている」

　アーセナルは直近10年で獲得したタイトルは3度のFA杯のみとなっていて、他のタイトル獲得には遠ざかっている。エメリ監督は、国内外に関わらず、もっと戦えるチームになることが重要だと語った。

「全てのタイトル獲得に挑戦する必要がある。それがアーセナルの歴史だし、私の歴史でもある。それを続けたいと思う。全てのタイトルが重要だ。そして、それら全てを獲得する可能性があると思っている」

「今日、全てに勝つことを約束することはできない。だが、一緒にハードワークしていくことは約束できる。我々はそういった情熱を持って、目標を達成したいと思う」

　また、今夏の補強や、契約が満了となる選手たちについてはまだ話していないことを明かしたエメリ監督。まずは選手たちと個人的に話す必要があると考えているようだ。

「イヴァン・ガジディス（最高経営責任者）やここで働く人たちとの会話で、このクラブがどのようにして発展してきたかという情報はとても重要なものだった。私は全ての選手について知っている。全ての選手がとても重要だと考えている。顔を合わせてみんなと話したいね」

　また、契約が2018年6月30日までとなっているイングランド代表MFジャック・ウィルシャーの去就についても聞かれたエメリ監督だったが「個人について今日は話したくはない。彼はビッグな選手で、これはとても大きなことなんだ」と言及は避けた。