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明治安田生命による「家計」アンケート調査が行われ、その中で「妻のランチ代は夫の1.6倍高い」という結果が出ました※。
この調査結果だけを見ると、男性から「夫が働いている間に、妻は優雅に遊んでいる」という声が上がりそうです。
しかし、本当にそうでしょうか?
著者が思う、調査のウラにある妻のリアルを書いてみます。
明治安田生命が実施した「家計」に関するアンケート調査では以下のようにまとめられています。
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夫婦のランチ代について聞いたところ、全体では「1042円」となり、2013年の調査開始以来、過去最高となりました。
一方、男女別では、夫は「500円台」が最も多かったのに対し、妻は「1000円から1500円」が最も多いことが分かりました。「1500円以上」という妻も35%以上いました。平均では夫が「777円」、妻が「1263円」と妻が夫の1.6倍という結果となりました。
このニュースを見るだけだと、憤る夫たちの声が聞こえてきそうです。
「女は気楽でいいよな」
「オレたちが汗水たらして稼いでいる時間なのに」……と。
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35%の妻は1500円以上のランチを食べているのに、多くの夫はワンコイン。
これは、ただ女性が優雅でぜいたくしていることを表しているのでしょうか。
そもそも夫と妻では、ランチの位置づけが違います。
“夫にとってランチは日常だけど、多くの妻にとってランチは非日常”
“夫にとっては仕事の合間に食べるランチで、妻はお友だちとお出かけで食べるランチ”のように。
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さらに!
“夫は夕食も外食できるけれど(飲み会)、育児中の妻は夕食で外食ができない(できたとしても機会が少ない)”
ということは、妻のランチ代が夫の1.6倍としても、“夫の夕食代(飲み会)平均”と“妻の夕食代平均”アンケートも取らないとフェアじゃないように筆者は思います。
子どもが幼い時は、妻が夜の外食に出かけるとしても、夫が早く帰宅しないと出かけられません。
突然「今日は夕食いらないよ」と、飲み会に行くことはできません(親との同居などサポート体制が整い、容易な人もなかにはいるかもしれませんが)。
“妻のランチ代平均1263円”ならば、夫の飲み代平均はいくらでしょうか。少なくとも夫の飲み代が1263円以下とは考えにくい。
つまり、妻のランチ代は夫のビール代程度だと考えると、“妻は優雅にランチ”ではなく、“妻は倹約してランチ”の方が正しい表現なのではないかと私は思います。
「パパがお仕事中なのに、わたしばかりぜいたくしてごめんなさい」ではなく、堂々とランチしながら「あ〜おいしかった〜、パパにおいしいごはん作ろ〜」の方が健全ですよね。
【参考・画像】
※ 妻のランチ代、夫の1.6倍 生保調査「女性、的を絞ってぜいたく」- 朝日新聞
※ Eric Cote、 YAKOBCHUK VIACHESLAV / Shutterstock
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