現在北イタリアのアッピアーノ・スッラ・ストラーダ・デル・ヴィーノでW杯直前合宿に参加しているドルトムントのドイツ代表マルコ・ロイスが新監督について言及した。5月25日のドイツサッカー連盟の公式サイトのインタビューのなかで答えている。
ドルトムントは22日、新監督としてリュシアン・ファーヴル氏を招へいした。スイス人のファーヴル新監督は、2010ー11シーズンにロイスがブンデスリーガでブレークスルーを果たすきっかけになった監督。ロイスは良い感触を持っている同監督への期待を口にした。
「僕もこれまでにクラブでいろんな監督数人と仕事をして来たけれど、彼はそのなかでもベストの監督だと思うよ。当時のファーヴル監督のキメ細かい仕事を体験できたのは、良い経験だった」
「ロッカールームでも、ピッチ上でも、彼はしっかりと自分で全てをコントロールできていた。今でも同じように仕事をしてくれることを願っている。そうすれば、僕らドルトムントはまた正しい道に戻れると思うよ」
次に、ドイツ代表について聞かれると、これまでケガで代表でのビックトーナメントには縁が無かっただけに、ワールドカップにかける強い思いを口にした。
「ピッチ上でチームを助けたいという欲求はもちろんある。大会が始まるときには、29歳になっているし、自分が何が出来るかは良く分かっている。誰がプレーするのかは監督が決めること。選手はそれに従わなければならない」
さらに、厳しいポジション争いへの覚悟と、虎視眈々とプレーのチャンスを狙う姿勢を見せた。
「監督やスタッフは、各ポジションに最低でも2人選手を用意して、お互いに切磋琢磨させようとしている。この代表チームでは、常にパフォーマンスが基準になる。それに、大会は長く続くからね」
ワールドカップで活躍し、ドルトムントでも恩師と共にチームを再び上昇気流に乗せることがロイスに期待されている。