魚介類が妊活期間を短くする

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2018年05月27日 08:01  妊活・卵活ニュース

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魚介類の摂取量と妊娠率
ハーバード公衆衛生大学院の研究チームは、「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」にて、魚介類の摂取量と妊娠率は比例関係にあると発表した。

魚介類は、妊娠成立に必要とされる栄養源(タンパク質など)となる。魚介類の摂取量に伴い、性交の回数は増え、妊娠率が高まると報告された。

魚介類により得られる効果
研究チームは、妊娠能力と環境の縦断的調査「Longitudinal Investigation of Fertility and the Environment(LIFE Study)」を用いて、魚介類の摂取量と妊娠期間における関係性を考察した。LIFE Study調査は、2005年から2009年に掛けて、ミシガン州とテキサス州の男女500組を対象に実施された。

魚介類の摂取が1週間あたり2食以上である男女では、92%が1年以内に妊娠した。一方、魚介類を食べない男女の場合、1年以内の妊娠は79%であった。

オードリー・ガスキン(Audrey Gaskins)氏によると、魚介類の摂取量は1週間あたり2、3食以上が理想的であり、海産物や海鮮料理の摂取量が多い男女は、性交の回数が増え、妊活期間が短くなる傾向が認められた。

魚介類の摂取により精子や卵子の質が高まり、排卵を促す効果が得られるという。それゆえ、ガスキン氏は、妊娠を望む男女に対して、水銀の含有量が低い魚介類を意識的に食べるように推奨する。

(画像はPixabayより)

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