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職場に遠慮して妊娠を控えているという人がいるかもしれません。
責任ある立場だから、ほかの人が妊娠しているから……と妊娠を控えていたら、なかなか妊娠に適したタイミングはやってきません。
いつ妊娠しても幸せに受け入れられる社会になってほしいと筆者は願います。
育児休暇を終えて4月に復職したママのなかには、「実はおなかに赤ちゃんがいます」という方もいらっしゃることでしょう。また数ヶ月復職して、再び産休ということもあるでしょう。
職場に気を遣って、「順番に妊娠しないと迷惑かける」「次は○○ちゃんが産休だから、わたしはその次」と思っているママもいると聞きます。
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筆者自身、総合病院勤務のときに「今年は産休が二人だから妊娠は禁止よ」と言われたことがありました。(それも冗談ではなく真顔で)
妊娠は願った通りのタイミングで叶うものではないし、流産することもあります。もしも妊娠するタイミングを逸してしまっても職場は保証してくれません。
以下のコラムには“長い人生のスパンで考えたら、出産するタイミングを大事にしてほしい”ということについて書かれていますので、一部引用します。
「就職してすぐ産休は非常識か?働く女性は妊娠を遠慮しないで」
おそらく日本全国で、職場に遠慮して妊娠を控えているという人が多くいることでしょう。研修中だから、転職したばかりだから、責任ある立場だから、他の人が妊娠しているから、という理由で妊娠を控えていたら、なかなか妊娠に適したタイミングはやってきません。そして、多くの場合、妊娠はピンポイントにできるようなものではありません。そうこうしているうちに年齢を重ねてしまい、「ぼんやりしているから、知識が乏しいから、高齢出産になるのだ」と自己責任を負わされかねません。
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(※1 YOMIURI ONLINE yomiDr.より)
心から共感します。
ただ、このようにも思うのです。
育児中の親のなかに「子どもが騒いで何が悪い」「子どもが優先されるのは当然」というモンスタータイプが少数いるだけで、常識的な親まで「子連れはうるさい」と誤解されてしまうのと同じで、マナー違反の妊婦が少数いるだけで、妊婦に優しい社会の実現が難しくなってしまうかもしれないと。
たとえば、
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・採用の時点で妊娠を隠していた
・仕事中の忙しいタイミングで職場に妊娠報告
・妊娠したら無断欠勤
・すぐに逆パワハラ・逆マタハラだと主張
といったところでしょうか。
以前に、「わたしは妊娠してデリケートだから…、厳しいことを言うとマタハラですよ」と上司を脅した話を聞きました。
そもそも「デリケートな時期だからお大事に」という表現はまわりが気遣うための表現であって、本人が言う表現ではありません。このような発言をされたら、上司も心から祝えなくなってしまいます。
授かった命は大切に守られてほしい。妊娠しても遠慮することなく、働きやすい環境が整ってほしい。
だからこそ、職場で、お互いに気遣い気遣われる関係であってほしい。
どんな仕事よりも、どんな名声よりも、いのちの誕生はこの世で一番素晴らしいこと。全ての職場で、新しいいのちが歓迎されて迎えられますように。
【参考・画像】
※ 就職してすぐ産休は非常識か? 働く女性は妊娠を遠慮しないで! – YOMIURI ONLINE
※ Halfpoint , leungchopan / Shutterstock
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