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80年代の隠れ名作マンガ『おとこの口紅』無料公開に反響! 性的少数者の悲喜劇つづる

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2018年06月13日 23:03  ガジェット通信

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2018年6月6日に電子書籍サイト『漫画図書館Z』で無料公開された漫画『おとこの口紅』が『Twitter』などSNS上で大きな反響を呼んでいる。

『おとこの口紅』は常山プロダクション(常山孝、常山陽二)の作品で1985〜86年に『別冊週刊漫画TIMES』(芳文社)で連載されていた。

物語の舞台は浅草のゲイバー『和風くらぶ 竹』。母や妻に偽りながらゲイバーを経営するママをはじめ、世間の強い偏見の中で生きる同性愛者たちの悲喜劇が生々しく描かれている。

最近でこそLGBT(性的少数者)が社会的に認知され、差別や偏見がないようにしようという機運が生まれているが、1980年代において同性愛はほとんど蔑視と嘲笑の対象でしかなかった。

作中の、

「どうせ恥かいたって生まれたときから恥ばっかしの人生だもの」

「(恋人のボクサーと関係を引きさかれ)五郎ちゃんさえ強くなってくれれば……身を引いたっていい。だって一生に一度の恋だと思ってるもの!!オカマだってそんな恋もあるわよねえ。オカマだって!!」

「どうしてこうなったかいまだにわかんないの。もしわかってたら治るもんね。オカマは病気じゃないんだもん治らないのよ」

「あたしキリスト教って大っ嫌い!キリストって神様でしょ。神様ならなんであたしたちみたいなのを創ったのよ。創っておいて後からアレはダメ、コレは悪いって言われたんじゃこちとら大迷惑よ」

などなど、切々とした台詞のストーリーの数々は、常識や世間体の中で押しつぶされがちになる、人間の本来の価値や生きるということの意味を気付かせてくれる。

また『Twitter』上では作品を読んだユーザーたちが、

「人間ドラマとしてとても魅力的な作品です。 ノーマル性癖の一般の方にもおすすめです。 おっさんラブドラマやBL好きのお嬢様にも大変おすすめです。」

「安易に覗き込んではいけない場所 絶対に中の人にしかわからない喜びや悲しみ そういうナイーブなところを きちっと線引きして描けるってすごい ここから先は入ってはいけないが 本当はどこも地続きなんだ ドブ板1枚、地続きの地獄 これはギャグ劇画にしかできない世界かもしれない…」

「かなり遅ればせながら出版後30年以上経ってから存在を知って読んでみたら面白くて絶賛。これって明らかに不朽の名作だよな。また何十年経って誰かが目にしても絶賛する人出てくるぞ。デジタル化は多くの人が目にしやすいという利点があるけど、時を超えてそれが活かされてる事例だな」

「サイバラのインドヒジュラ村ルポ漫読んで「全員の価値観があまりにも刹那的」と、非現実感すら味わったが、最近「おとこの口紅」読んである程度納得した。 そうだよな‥‥」

など、それぞれの見地から様々な感想を寄せているが、おおむねがその”読ませる力”を絶賛する内容だった。

LGBTや他人の人生に興味なんてないという人も、一度作品に目を通してもらいたい。きっと読む人に何かを感じさせてくれる力作だ。

※画像は『漫画図書館Z』より
https://www.mangaz.com/book/detail/159861

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  • そう、80年代と比べ、セクマイの地位は大きく向上したよね(ぼく自身も随分と変わったし)。当時から「沈黙しない」人々は居たわけで。それがセクマイを「滑稽なバケモノ」の描写から解放したわけで。
    • イイネ!21
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