不満や怒り、言葉にならない要求を全身全霊で示すイヤイヤ期である2歳の泣きぐずり。ほとほと困っている方も多いのではないでしょうか。
泣きぐずりを平和裏に対処するには、ハッキリ言うとその場ではなく、準備段階が大事です。
今回は4子の母であり、子育てアドバイザーである筆者が、2歳泣きぐずりを平和に収めるために、した方がいいことをご紹介します。
子どもは信頼する親の言うことは、本当は全て聞いて叶えたいと思っています。なぜなら、親が大好きだからです。ただ、親との信頼関係が薄いと、小さいとは言え人間、当然ながら素直に聞いてもらえなくなります。
ですから、子どもとの信頼関係は、普段から意識して築いておきましょう。具体的には、以下のようなカンタンな行動で、子どもの信頼を獲得できます。
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子どもの話はとりとめがないもの。そうだとしても、出来るときにはまっすぐおへそとおへそをくっつけるように、話を真正面から聞いてあげてください。
子どもの言ったことを、少しだけ語尾を変えてオウム返しをすると、子どもは自分の気持ちが認められた感覚を持つことが出来ます。
「あれが食べたい」「あれが食べたいんだね、美味しいもんね!」「やだ!」「コレは今やりたくないんだね」という風に。また、「おはよう」「おやすみ」などの挨拶の前に、名前をつけるだけでも効果があります。
子どもは親と遊ぶのが大好き。親子でたくさん遊んでたくさん笑った後は、いつもよりも言うことを聞いてくれる、というのは、とてもよくあることです。
抱っこ、ハグ、一緒に隣同士で寝るなどのスキンシップは、子どもの情緒を安定させ、親への信頼感を増します。
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上記の行為は、親子の信頼関係を築き上げると同時に、子どもの自己肯定感を育みます。コツは、“親が出来るときに集中して行う”ことと、”習慣化する”ことです。
感情のコントロールが効かなくなっている子は、“自分の気持ち”がぐちゃぐちゃになっています。
感情を出すことは悪いことではありません。その感情を自分で受け止めることが出来れば、やたらに感情を出す必要は無くなります。
信頼関係を築いた上で、落ち着いてから下記のように働きかけてみることを筆者はおすすめします。
子どもが感情を認識する為には、大人の共感が役立ちます。
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おかしくて笑ったり大騒ぎするときには、「楽しいね!」、悲しいときには、「悲しいね」、何かに怒っているときは、「このおもちゃを取られて、イヤな気持ちなんだね」と、心を込めて共感してあげて下さい。
感情に共感して落ち着いたら、「そんなときは、どんな風に言ったらいいかな?」と一緒に考えてみて下さい。
ぬいぐるみや人形で同じような状況を再現して、代弁してみると子どもは分かりやすく、納得することが多いです。
なんといっても、まだ2歳。大人のように、注意されたら次からというわけにはいきません。ゆっくり見守る姿勢で、地道に働きかけて下さいね。
巷にある子育てマニュアル本には、こんなときに“子どもの感情を否定しないこと”などの文言がよくあります。
いつもそれが出来たら、親は苦労しません。親も人間ですから、頭ごなしに怒ってしまうこともあるでしょう。
そんなときに、ご自分の感情を否定し責め続けるのは、自分、ひいては子どものためになりません。
怒りっぽくなるときは、疲れているだけかもしれません。子どもよりもまずは、ご自分の感情を認めてあげてください。
子どものために、ご飯を作ったこと、着る物の洗濯をしたこと、抱っこをしたこと、顔を真っ直ぐ見て話を聞いたことなど、出来たこともたくさんあるはずですよね。
自分の素晴らしい部分を見つめられるお母さんは、子どもの素晴らしい部分も見つめられるはずです。今日ご紹介した方法をぜひ試してみてください。
【画像】
※ ziggy_mars、Billion Photos、 maroke / Shutterstock
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