F1フランスGP FP1:メルセデスがワンツー、母国GPのガスリーは8番手スタート

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2018年06月22日 20:51  AUTOSPORT web

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2018年F1第8戦フランスGP ルイス・ハミルトン
2008年以来の復活を果たしたF1フランスGP。ポール・リカールでの開催は1990年以来、実に28年ぶりとなる。フリー走行1回目は、通常より2時間遅い正午に始まった。この時点で気温25℃、路面温度43℃のコンディション。

 とはいえここ数日、ポール・リカールのある南仏は言うまでもなくフランスは全国的に熱波に見舞われている。セッションが進むにつれ、どんどん暑さを増して行くはずだ。さらにこのコースで特徴的なのが、小高い丘の上にあることから来る風の強さだ。このセッションも風速3m以上の北西の風が、吹き続けている。

 開始後12分、ブレンドン・ハートレーがターン6でスピン。続いて、「パワーがない」と無線で訴える。しかしトラブルではなくデプロイの問題だったようで、周回しながらでは改善されず、ピットインが指示された。ピエール・ガスリーも同じ問題に見舞われたようで、早めにピットに向かった。

 その後もターン6ではストフェル・バンドーン、キミ・ライコネンが、ほぼ同じスピンを喫する。どうやら追い風で、リヤのダウンフォースが一瞬抜けるようだ。さらに開始後30分には、ターン8の減速区間のライン上をスロー走行していたバンドーンに追突しそうになったルイス・ハミルトンが、コースオフしながら辛くも避ける一幕も。

 前半40分を終えて、トップはダニエル・リカルド。一番固いコンパウンドのソフトで、ウルトラソフトを履いたバルテリ・ボッタスにコンマ5秒以上の差を付けている。同じくウルトラソフトのライコネン、ハミルトンが続く。1セット目のタイヤを返却する40分を過ぎて各車がピットインした中、ガスリーだけが周回を続けていた。無線が使えなくなり、ガスリーに指示が伝わらなかったようだ。

 後半セッションでは、上位勢は主にウルトラソフトで周回を重ねた。ハミルトン、ボッタスが約コンマ1秒差で1−2を占め、リカルドがハミルトンからコンマ25秒落ちの3番手。45番手にライコネン、ベッテル。

 マックス・フェルスタッペンは「ひどいアンダーでどうしようもない」と、9番手。終盤7番手まで順位を上げるのが精いっぱいだった。一方中団グループは、ロマン・グロージャンがウルトラソフトで6番手。フォース・インディアとトロロッソの4台はスーパーソフトに専念し、ガスリーが8番手、セルジオ・ペレスが9番手の速さを披露した。

 チェッカー4分前。ターン11でスピンを喫したマーカス・エリクソンが、後ろ向きにタイヤバリアに激突。マシンは炎上したが、ドライバーは無事に脱出した。セッションは赤旗中断し、そのまま終了となった。

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