「DIOR」メンズが新たな幕開け、キム・ジョーンズによるデビューコレクション発表

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2018年06月24日 04:32  Fashionsnap.com

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DIOR 2019年サマーコレクション Image by: FASHIONSNAP.COM
「ディオール (DIOR)」が、メンズのアーティスティック ディレクターにキム・ジョーンズ(Kim Jones)を起用して初めてとなるコレクションを、現地時間6月23日17時過ぎにパリで開催した。ブランド名を従来の「ディオール オム(Dior Homme)」から「ディオール(DIOR)」に変更し、今後はウィメンズと同様の傘の下で展開していく。

 2019年サマーコレクションのショー会場は、パリ4区の騎馬警察の兵舎Garde Républicaine。晴天の下、屋外に設営されたテントの中央には、ムッシュ・ディオールをイメージした巨大なKAWSの代表的なキャラクター「BFF」が設置された。高さ10メートル、約7万本の花々で制作されている。
 ファーストルックは、ブルーのストライプが入ったホワイトベースのセットアップ。透ける素材やショート丈のボトムスなどクリーンで軽やかなルックから、中盤にはフラワーモチーフのシャツやジャケットが続いた。メンズでは初登場となるサドルバッグを元にデザインされたバッグ、シャツやチャームに用いられたKAWSによる"ビー"(蜂)のモチーフ、「アンブッシュ(AMBUSH®)」のYOONが手掛けたジュエリーなどが加わり、どこかフェミニンなムードが漂う夏の紳士の装いと遊び心が融合した。
 全49体から構成されたコレクションでは、キム・ジョーンズが解釈するムッシュ・ディオールを表現したという。メゾンの持つ技巧サヴォアフェールからインスピレーションを得て、女性的なクチュールのアイデンティティーを現代的なマスキュリンな文脈に落とし込み、アーカイヴから着想を得たというソフトで丸みのあるシルエットなどに反映された。KAWSやYOONのほか、「アリクス(ALYX)」のデザイナー マシュー・ウィリアムス(Matthew Williams)やスティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)も今回のデビューコレクションに参加し、チームとしてショーを作り上げた。 会場には1,000人以上のゲストが来場し、先日「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」で自身もデビューコレクションを発表したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)や、前任のクリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)、そしてカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)、「サカイ(sacai)」の阿部千登勢、「アンダーカバー(UNDER COVER)」の高橋盾、高田賢三といったデザイサー、A$AP Rockyやベラ・ハディッド(Bella Hadid)、日本からは野村周平や秋元梢、村上隆などが、フロントローでキム・ジョーンズの新たな門出を見届けた。
【随時更新】「ディオール」キム・ジョーンズによる初のメンズコレクションをライブレポート
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