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戦争資料館「まるで遊園地」=平和目的記載なく、市民反発−人吉基地跡地・熊本

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2018年06月24日 18:30  時事通信社

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時事通信社

写真熊本県錦町で建設が進む人吉海軍航空基地資料館(人吉球磨の戦争遺跡を伝えるネットワーク提供)
熊本県錦町で建設が進む人吉海軍航空基地資料館(人吉球磨の戦争遺跡を伝えるネットワーク提供)
 熊本県錦町が建設を進めている戦争資料館をめぐり、地元市民団体から「観光施設の要素が強く、遊園地のようだ。平和目的が軽視されている」と疑問の声が上がっている。町議会が設置条例を可決、今夏オープンするが、市民団体側は開館後の展示内容を見て対応を検討するとしている。

 建設されているのは「錦町立人吉海軍航空基地資料館」。第2次世界大戦末期に操縦士養成や特攻隊訓練が行われた基地で、空襲による死傷者も出た。基地の歴史を紹介する資料や写真などを展示する。総事業費約4900万円は、観光地域づくりに効果的な施設などを対象とする国の地方創生拠点整備交付金で半分を賄う。

 8月1日開館予定だが、愛称は「山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム」。町が議会6月定例会に提出した同館設置条例案で、設置目的は「歴史理解を深め、学びや住民交流の場とし、観光振興に寄与する」とされた。

 地元市民団体「人吉球磨の戦争遺跡を伝えるネットワーク」は平和目的の記載がないことに反発。愛称も「子どもの遊園地を想像させ、戦争の悲惨さが伝わらない。観光が優先されている」と修正を求めた。

 森本完一町長は取材に「平和目的は大前提で言うまでもなく、条例に『平和』の文言がなくても目的は伝わるはず。平和と観光の両方を目的とする施設にしたい」と説明。愛称も、「公募で決めたもの」(町企画観光課)だとして修正しなかった。

 条例案は18日の町議会本会議で原案通り可決された。同ネットワークの多田喜一郎事務局長は「観光ツアーなど、ここ3年ほど町には基地跡を観光拠点化しようとする動きがある」と指摘。今後、戦争遺跡の調査研究と保存に取り組む全国組織「戦争遺跡保存全国ネットワーク」(事務局・長野市)に経緯を報告、対応を協議するとしている。

 町企画観光課は「基地跡はこれまでも平和を考えるきっかけや歴史を学ぶ施設として活用してきた。多くの人に来てもらわないことには、戦争を知ってもらうこともできない」と話している。 

人吉海軍航空隊基地の「地下魚雷調整場」の跡。本土決戦に備え、主要施設は地下に造られた(錦町提供)
人吉海軍航空隊基地の「地下魚雷調整場」の跡。本土決戦に備え、主要施設は地下に造られた(錦町提供)

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  • 悲惨さばっかり伝えて人集め出来るんならエエけど先ずはその場所に興味持ってもらわんとお話しにならへんやん、ガキが楽しく遊んでるんなら平和やん(笑)
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