107歳の願い「パレード出てみたい」住民が一体に

米オクラホマ州のスティルウォーター市にお住いの女性、マイダ・ワードさんは先日、107歳の誕生日を迎えました。そのマイダさんに贈られた同市の住民たちによるプレゼントがとても素敵だったと、SNSなどで話題を呼んでいます。

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マイダさんは昨年、腰の骨を折ってから養護施設で生活をしていますが、先日、誕生日が近くなった彼女に看護師がお祝いをしようと、「なにか願いごとはありませんか？」と聞くと、「オープンカーに乗ってパレードに出てみたいなって、前からずっと思ってたの」との返事。

そこで看護師はマイダさんの家族に連絡し、彼女をオープンカーに乗せて外出させても良いという許可をもらいます。そして、養護施設の従業員が、同市のメインストリートに面した商店や事務所を巡り、誕生日の当日、彼女が車で通り過ぎるので、その時は外に出て、パレードのふりをして手を振ったり、歓声を送って欲しいと頼んだのです。それを聞いた人々はもちろん快く承諾してくれました。また人づてでこの事を知った人々が増えていくにつれ、計画はどんどん大きくなり、マイダさんのためにお店の外に飾りをつけるというレストランまで登場。

さらにはこの計画がFacebookで紹介されると、あっという間に多くの市民からの参加表明がありました。気がつけば、パレードの「ふり」だった計画は、立派なパレードの開催へと大きく膨らんでいったのです。

当日、数千人の市民が「お誕生日おめでとう、マイダさん！」といったサインを手にメインストリートに集まると、色とりどりの風船や旗、そして紙吹雪が舞う中マイダさんが登場。オープンカーの中から笑顔で手を振る彼女には、大きな歓声が贈られ、車に歩み寄ってプレゼントを渡す人々もみられました。

スティルウォーターに数年前引っ越してきたという参加者の女性が「この街がどうして大好きか、よくわかる日だわ。本当に、市民が一緒になって物事を達成しようっていう心がけが強い場所なの」という通り、マイダさんのために今回のパレードを実現してしまうコミュニティの一体感は素晴らしいものがありますね。

元記事はこちら：http://www.narinari.com/Nd/20180650087.html