ツキプロこと、2.5次元に存在する架空の芸能プロダクション・ツキノ芸能プロダクションに所属するSOARA、Growth、SolidS、QUELLの4ユニットによるライブイベント「TSUKIPRO LIVE 2018 SUMMER CARNIVAL」が、去る6月17日に山梨・富士急ハイランドのコニファーフォレストにて開催された。コミックナタリーでは夜公演の模様をレポートする。
1万人以上の観客が集まった今回のライブは、豊永利行演じる大原空、小野友樹演じる在原守人、古川慎演じる神楽坂宗司、村田太志演じる宗像廉、沢城千春演じる七瀬望からなるSOARAの楽曲「エリアル -ALIEL-」でスタート。SOARAらしい爽やかなバンドサウンドで幕を上げると、衛藤昂輝役の土岐隼一、八重樫剣介役の山谷祥生、桜庭涼太役の山下大輝、藤村衛役の寺島惇太がGrowthの楽曲「魔法のキズナ」、和泉柊羽役の武内駿輔、堀宮英知役の西山宏太朗、久我壱星役の仲村宗悟、久我壱流役の野上翔がQUELLの楽曲「Because you are」、篁志季役の江口拓也、奥井翼役の斉藤壮馬、世良里津花役の花江夏樹がSolidSの楽曲「Burny!!!」といった、「プロアニ」ことテレビアニメ「TSUKIPRO THE ANIMATION」のオープニングテーマとしても使用されたナンバーを次々とドロップしていく。
「まだまだ盛り上がり足りないんじゃないですか!?」と観客を煽った武内は、「End of Night」の間奏でムーンウォークを披露し会場を沸かせる。ファンの顔を見渡しながら「星空」を歌った仲村は、アウトロで美しいファルセットボイスを会場に響かせた。山下は手を差し伸べながら「甘き風のプリムラ」を熱唱し、壮大な世界観を表現していく。スタンドマイクを用い、ダンサブルな「BUZZER BEATER」で会場の空気を一変させた古川。その勢いに乗り「まだまだ行けるよな!」とステージに現れた野上は、疾走感のある「紅く染まる空」で会場を盛り上げた。
斉藤は「もっと激しく求めて見せろ!」と挑発しながら、激しくもセクシーなロックナンバー「Shout It Out」でファンを魅了させる。アウトロで登場した江口と手を取り合い、「頼んだぜ」「任せろ」と言葉を交わし合うと、一息つく間もなく志季のソロ曲「Tide -光の射す方へ-」へ。江口と拳を突き合わせた土岐は「リーラの調べ」を歌唱し伸びやかな歌声で会場を包む。メドレーラストとなる寺島も「リレイズ-Reraise-」で力強い歌声をファンへ届けた。
その後、ステージにはSOARAのメンバーが集結。「With U」での沢城の替え唄に対してほかのメンバーからツッコミが入ったり、豊永が自身のペットボトルに虫が止まっていたという野外ならではのアクシデントを振り返ったりと賑やかなMCが展開されたあと、「ツキプロ大運動会」が描かれた「プロアニ」第6話のエンディング曲「スタートライン〜Boys, Be Mighty〜」でさらに会場を盛り上げていく。一転して「三日月ファンタジー」ではクールなSOARAの姿を観客に見せつけた。
続いて登場したのはSolidS。花江は6月25日まで富士急ハイランド内にてツキプロとのコラボが展開されていることに触れながら、SolidSらしくアトラクションの名前をセクシーに言ってみようと提案。花江は「トンデミーナ」、斉藤は「ええじゃないか」、江口は「鉄骨番長」を色気たっぷりに口にして黄色い歓声を浴びながらも、花江は「みんな(観客)もちょっと感覚が麻痺してるかも」と冷静にコメントしファンを笑わせた。そしてこの日参加することができなかった村瀬大役の梅原裕一郎のために記念撮影を行うことに。大のイメージカラーである青に染まった観客席を背景に写真を収めると、花江は「この写真は必ず届けます」とファンに約束した。お決まりとなったメンバーとファンによる「もっと激しく」「求めてみせろ!」の掛け合いののち、「プロアニ」第5話のエンディング曲「Back on track」、高音と低音のハモリが印象的な「ライア・クライア」を2曲続けてパフォーマンスした。