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「あなたらしくない」に苦しんだ過去 漫画『はじめて心が折れた人』に共感の声続々 立ち直った作者に聞く

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2018年07月12日 07:01  ウィズニュース

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写真漫画『はじめて心が折れた人』の一場面=夏ノ瀬いの(@stylish_gorilla)さんのツイッター
漫画『はじめて心が折れた人』の一場面=夏ノ瀬いの(@stylish_gorilla)さんのツイッター

 進学した専門学校をやめて感じた「自分は逃げた」という思い。友だちに話したら「らしくない」と言われ、「そんなん、私が一番知ってる」と自宅で一人で泣いた――。ツイッターに投稿された漫画『はじめて心が折れた人』が注目を集めています。実体験を描いたという作者に話を聞きました。

【画像】話題の漫画『はじめて心が折れた人』はこちら。ポジティブを自認していた女性が思わぬきっかけで…

一番耐えられなかったことは
 今月6日にツイッター投稿された漫画『はじめて心が折れた人』。

 主人公は、自分のことをポジティブな性格だと思っているイノさんです。

 「多少暑苦しいキャラでも、求められてるからそれでいい!」と考えていましたが、18歳で専門学校をやめたことをきっかけに一転します。

 「学校がつらかったとか 人間関係がどーだとか そんなことよりも…… 『自分が逃げた』 この事実が一番耐えれんくて」

 どうしていいかわからず、友だちに相談してみたものの、返ってきた言葉は「そんなんらしくない」「なんか裏切られた気分」「前みたいに明るく戻ってよ」。

 その日の夜は「そんなんさぁ、私らしくないのなんかさぁ……私が一番知ってるもん……」と涙が止まりませんでした。

「学校やめたら夢が変わんの?」
 その後も、友だちと会う際は「明るく楽しく自分を殺す選択」を続け、元気に振る舞っていました。

 そんなある日、友人と話していて、学校をやめた話に触れざるを得ない状況になりました。

 「実はな、やめてん……。ハハ、逃げてしもてん……私らしくないやろ」

 自虐的に伝えると、相手はこう返してくれました。

 「なんで? そーゆーの簡単に決める子じゃないの知ってる。だからよっぽどの何かがあったんやなって思う」

 「学校やめたらイノの夢が変わんの? 別に今すぐじゃなくてもさ……イノは考えて動くやろし 心配してへんよ」

人目をはばからず泣きました
 なんでそこまで言い切れるんだろう。根拠なんかないのに。

 でも、「こうするべき」ではなく、「そのままでいいよ。信じてる」って言ってくれた。

 そのことがうれしくて、イノさんは人目をはばからず泣きました。

 この出来事を通じて気づいたのは、「明るい自分も、落ち込んだ自分も、どちらも間違いなく自分」ということ。

 その後、イノさんは「自分が自分に対する信頼を取り戻すため」として就職。専門学校に行くはずだった2年間働いて、退職します。

 「もう自分が弱いの知ってるから いつ逃げ出すか心配やったけど ちゃんと働けたからさ! 次からは過信やなくて自分を知った上で挑戦できるやん」

 そして、「まだまだ口先だけやけどね」とことわった上で、自分の新しい目標を話します。

 「私と似たような人たちに○○○○○ような絵を描きたい」

作者に聞きました
 この漫画に対して、「同じような経験あるから同感しまくり」「今この状況で泣きそうになりました」といった声が寄せられ、リツイートは3万、いいねは9万を超えています。

 作者は、アルバイトをしながらイラストレーターを目指して活動している夏ノ瀬いの(@stylish_gorilla)さんです。

 どのような思いで、この漫画を描いたのか? 詳しく話を聞きました。

 ――この漫画を描こうと思ったきっかけは

 私のことを「明るくパワフル!」と思ってくださるフォロワーのみなさまから、よく相談をいただきます。つらく落ち込む気持ちや「今の状態から抜け出せないんじゃないか」みたいな不安は、すごく共感できます。なので、自分の中でも少しずつ受け入れられるようになってきた弱さを、漫画という形で伝えようと考えました。

 ――すべてのエピソードが実体験なのでしょうか

 はい、そうです!

「折れる時は折れます」
 ――描く上で心がけた点は

 私に対して残念がっていた子たちも、決して悪意がある訳ではないですし、そういう立場に自分も知らず知らずのうちになっているかもしれません。全話を通してどちらの気持ちも分かるようにと考えました。

 ――漫画を通じて伝えたかったことは

 自分がダメダメなとき、一番責めてくるのは自分だったりします。それは頑張れる人だからこそなので、許してあげてということ。そして、周りの人は、「今」の「その子自身」をしっかり見てあげてほしい、ということです。

 描いたのは、あくまで私の例であって、復活する期間や方法は人それぞれです。「こうじゃなきゃいけない」なんてことは、一つもありません。それぞれの向き合い方がありますから。

 ――たくさんの反響が寄せられています

 多くの方に共感していただき、「私だけじゃなかったんた」と私自身も救われました。コメントを拝見して、どこかの誰かの気持ちを軽くできたんだな、と嬉しくなりました。

 ――いま苦しんでいる人に向けてメッセージを送るとすれば

 折れる時は折れます、ダメな時はダメです(笑)。でも、それは決して悪いことじゃありませんよ。今すぐ立ち上がろうとしなくていいので、ちょこっと気が向いたタイミングとかに、好きなことから始めてください。

このニュースに関するつぶやき

  • 学生も社会人も、形は違えど心が折れるその時は来るよなぁ。立ち向かっても、逃げても良い。それでも生きて行くんや
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  • 挫折も痛みも苦しみも…誰しもある。大事なのは、その先。人の痛みに寄り添える人になるのか、自分も苦しんだんだから知るかと塩を塗る人になるか。
    • イイネ!37
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