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禁断ゾーン「Gの部屋」も…国立科学博物館「昆虫」展を見てきた

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2018年07月31日 04:23  Excite Bit コネタ

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Excite Bit コネタ

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夏です。「昆活」の季節です。えっ、「婚活」の間違いだろって?

違います。10月8日まで上野の国立科学博物館で開催中の特別展,「昆虫」のことです。NHKの番組で自らカマキリに扮するほどの昆虫好きの俳優、香川照之さんも「昆活しようぜ!」とポスターで叫んでいます。




なお入場時に借りられる音声ガイド(税込550円・先着で昆活キャップも配布)でも、説明に加えて香川さんが昆虫愛を語っています。



昆虫とは何か? チョウとガの違いって何だろう?


展示は大きく5つのゾーンに分かれます。最初のゾーン「昆虫とは」では、昆虫そのものについて改めて説明。入って圧倒されるのが、昆虫の超巨大模型! 図鑑で学ぶ以上に記憶に残りそうです。



この日は内覧会で、監修された野村先生・神保先生・井手先生・丸山先生によるご挨拶がありました。



チョウやガの展示コーナーでは神保先生がチョウとガの違いの質問について答えていました。よく、チョウとガの違いは見た目のキレイさの違いとも言われますが実は本質的な違いはなく、キレイなガもいれば地味なチョウもいるそうです。




「チョウはキレイな見た目から人間に重宝されるので、ガよりも幸せと思う人もいる。しかし、逆に収集で乱獲されることもあり、生物的に本当に幸せかはわからない」という話に感銘を受けました。

また、昆虫の歴史の展示では琥珀に入った昆虫も展示。恐竜映画のDNA採取シーンを思い出す方も多いのでは?



特に2016年に見つかったばかりのアリエノプテラの展示は、日本初になるそうです。



いろいろな虫がいっぱい!禁断のゾーン「Gの部屋」も


次のゾーンは「昆虫の多様性」。ひとくちに昆虫と言っても、その種類は多種多様。たとえば「クワガタムシ」だけでもいろいろなものが。写真の標本約20種の中でも、体長やツノの大きさなどバラエティに富んでいます。



そして知らない種類の昆虫もたくさん。ナナフシの仲間のメガスティックは体の長さが特徴。最大のものでは60センチ以上に及びます。



ツノゼミはその名に反して、セミではなくカメムシの仲間。頭部のツノの構造がとにかくすごい。模型やCT映像を使った丁寧な解説があります。



そして「Gの部屋」という禁断のゾーンも。苦手な人は通り過ぎることが可能なのでご安心を。実は“G”の99%は民家ではなく、森の中に生息しているそうです。そんな貴重な世界の“G”たちを生きた展示で見ることができます。(“G”が何かは説明しなくてもおわかりですよね?)





自由研究に最適。昆虫の不思議


なお会場MAPは、SNSでの「ゆるふわ昆虫図鑑」が人気のじゅえき太郎さんが担当。ゆるいイラストで癒されます。



そして展示は、環境の違いを中心に交尾や防衛などを説明する「昆虫の生態」ゾーン、ヒトよりも高い身体能力を実感できる「昆虫の能力」ゾーンへと続きます。



たとえば身近なアリの巣にはアリだけでなく、さまざまな昆虫がいるそうです。知らなかった!




そして面白研究好きな人には「イグノーベル賞」関連の展示もおすすめ。交尾の生殖器がオスメス逆と発見された昆虫、トリカヘチャタテを見ることができます。




昆虫の能力のゾーンでは、昆虫の能力を体感できるコーナーもあります。たとえばアゲハチョウは、ヒトにはできない偏光の区別が可能。レンズ越しに見ることで、アゲハチョウと同じ偏光の見方を再現できますよ。さらに嗅覚鋭い昆虫のように、においの識別のチャレンジコーナーもあり。よく人類は万物の長といわれますが、実は昆虫にさまざまな分野で負けてるんだなぁとその偉大さを感じます。




5万点の標本がズラリ! 昆虫研究室


最後のゾーンは「昆虫研究室」。これまでは昆虫そのものが中心でしたが、ここは採集や標本などヒトとの関わりなどがテーマです。

まずは道具の展示。昆虫採集のマナーやテクニックに加え、研究者が実際に使う道具などが紹介されています。見た子供達の中から、将来の昆虫学者が生まれるかも?




圧巻なのは壁一面にズラリと並ぶ標本。今回の展示に用意されたその数、なんと5万点!!



さらに見どころのひとつが、この展覧会のために採集された新種の展示。しかも、この昆虫の名を来場者の名前からつけるというキャンペーンも実施されています。自分の名前が学名として永遠に残る(かもしれない)って素敵ですね。



さらにこの後、第2会場へと続きます。こちらでは香川照之さんによるドリームチーム(昆虫と野球をする際のポジション!)や、自身の昆虫年表といった、脱力系の企画もあります。



また、ガの構造に由来する製品も展示。実はガの眼や翅(はね)は、光を反射せず、水を弾く力を持っています。この構造を応用して、画面を鮮明に見せるテレビのパネルや、発色を調整できるフィルム用紙などが造られているのです。

先の展示で学んだチョウとガの違いや多様性の大事さ、そして昆虫そのものだけでなく、昆虫の研究が我々の生活に密接に関わっているかを、改めて知ることができます。



最後の売店ゾーンでは、今回の展示とコラボしたマスキングテープやアルミボトルなどオリジナルグッズなども販売されています。



筆者の一押しは公式図録(税込2,000円)。今回紹介された昆虫や情報をいつでも見返すことができ、オールカラーで大人でも子供でも楽しめる内容です。



それにしてもこの展示のボリュームには圧倒されました。実は国立科学博物館の長い歴史の中で、「昆虫」をテーマとした大型の特別展は初めてなのです。切り口もさまざまで昆虫の世界の奥深さを痛感! この夏、あなたも「昆活」してみませんか?

特別展「昆虫」

<会場>
国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)

<会期>
2018年7月13日(金)〜10月8日(月) (休館日あり)
午前9時〜午後5時(金曜土曜は午後8時まで。入場は閉館時刻の30分前まで)
<休館日>
7 月17日(火)、9月3日(月)、9月10日(月)、9月18日(火)、9月25日(火)

<入場料>
一般・大学生1600円、小中高校生 600円
(未就学児は無料。その他、金曜土曜限定ペア得ナイト券などあり)

<公式ホームページ>
http://www.konchuten.jp/

(高柳優/イベニア)

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