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40度超え名古屋、中心部もっと暑い説 温度計は高台に

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2018年08月10日 16:05  朝日新聞デジタル

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朝日新聞デジタル

写真最高気温40・3度を記録した名古屋市内。記者が持参した温度計は44度を超えた=2018年8月3日午後3時33分、名古屋市中村区、吉本美奈子撮影
最高気温40・3度を記録した名古屋市内。記者が持参した温度計は44度を超えた=2018年8月3日午後3時33分、名古屋市中村区、吉本美奈子撮影

 今月3日に観測史上初めて気温が40度を超えた名古屋市。ただ、「市中心部では暑さがもっと厳しいのではないか」との声もある。気象台はどんな環境で観測しているのか。76年ぶりに最高気温を更新した名古屋地方気象台を訪ねてみた。


 気象台は名古屋市千種区の住宅街に囲まれた高台にある。元々は1890年に愛知県の「名古屋一等測候所」として市中心部に創立され、1923年に現在地に移された。


 最高気温40・3度を記録した気温計は気象台敷地内の「露場(ろじょう)」と呼ばれる場所にある。雨量などの観測装置も点在している露場のほぼ中央にあり、地上1・5メートルに設置されていた。


 露場には、気温計が日光の照り返しを受けないよう芝生が植えられている。周辺の地域を代表する観測値になるように地形や建物などの影響を避けるため、気象庁が設けた基準に沿ったものだ。


 気象台の寺嶋孝二・気象情報官は「できる限り一定の条件下で観測を継続することで、過去のデータと比較して『今年は平年よりも暑い』と言える」と基準の意義を説明する。


 最高気温40・7度を今年2回記録した岐阜県多治見市。観測は無人の観測施設「アメダス」が担っている。岐阜地方気象台によると、公共施設の敷地の一角にあり、芝生の代わりに防草シートが敷かれている。周辺環境による影響という点では、気象台の方がより厳密な条件で観測しているというのが気象庁の立場だ。


 名古屋地方気象台で最高気温39・9度を記録した今月5日。大和田道雄・愛知教育大名誉教授(気候学)が代表を務める「気候環境研究会」のメンバーが、名古屋市周辺で観測車2台を走らせて気温を測った。データを解析すると、東区や中区、天白区で40・0度、中村区や中川区、名東区で最高気温が41・0度に達していたという。


 寺嶋気象情報官は「名古屋市内でも観測条件によっては、気象台が観測した気温よりも高くなることはある」とも話す。


 「気象台が公表する気温より名古屋市中心部は暑さが厳しいのではないか」。名古屋市環境科学調査センターには2015年ごろ、こんな声が寄せられた。


 大野隆史研究員が、南区にあるセンターで2015年7、8月に計測した気温を解析すると、名古屋地方気象台のデータより0・41度高かった。熱を蓄えやすいコンクリート上で計測したため、気温を押し上げたと結論づけた。


 名古屋市中心部は標高が気象台よりも低く、ビルなどで風が入りにくいことも気温上昇に拍車をかけている可能性があるという。大野さんは「コンクリートの建物やアスファルトの舗装によるヒートアイランド現象で、温度が高くなっている」とも指摘する。(西川迅)


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このニュースに関するつぶやき

  • ちなみに気象計測の基礎は義務教育での履修範囲内です。
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  • 名古屋と京都は昔から暑かった!最近はさらにヒートアップではありますが。世界的規模で今は異常気象ではあると。嫌だなぁ。( ̄▽ ̄)
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