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お盆に長期の夏休みをとる方が多いこの時期は、普段ほとんど家にいない夫が、数日間、毎日のように目の前にいることでストレスを感じてしまう方も多いようです。そのため、お盆の時期は自然と夫婦喧嘩も増えてしまう傾向にあります。
でもストレスを感じているのは妻だけでなく、実は、夫も妻に対してストレスを感じているってご存知でしたか?
そこで今回は、夫婦問題を6,000件以上扱ってきた筆者が、“お盆休み、夏期休暇に起こりやすい夫婦喧嘩”についてお伝えします。
昨年『シチズンホールディングス株式会社』が、20代〜50代の既婚男女400人を対象に、”夫婦の時間”をテーマにした意識調査を行いました。「休日の会話時間をどのくらい費やしていますか?」との質問に対して全体の平均時間は……夫84分、妻87分と、ほぼ一致。
「3時間以上」と答えたのは、20代が一番多くて45%ですが、40代が一番少ない10%となっています。
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実は、夫婦の会話時間は”長ければ良い”というものではありません。もちろん短すぎは良くありませんが、お互いが”心地良い”と感じる温かみのある会話が理想的です。
しかし、お盆休みなど、夫婦一緒に長い時間過ごす日が増えると、どうしてもお互いの“嫌なところ”が目についてしまい、言い争いになってしまいやすいのです。
同調査での、「パートナーの時間の使い方で長すぎてイライラするのはどんな行為?」という質問に対して、結果は下記のようになっています。
・夫がイライラする妻の行為1位・・・外出前の支度(14.5%)
・妻がイライラする夫の行為1位・・・スマホ・携帯電話などのアプリやメール(20.0%)
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普段からこのようなイライラを感じているということは、夫婦一緒の時間が長くなると、更にイライラ度が増すと考えられます。
お盆休みに実家に帰省する時、妻側は外出前の身支度に時間がかかり、出がけに旦那さんをイライラさせないように気をつけましょう。そして夫側は自宅や帰省先での時間をそっちのけにしてスマホいじりに夢中にならないように注意しましょう。
夫婦喧嘩を防ぐためには、日常の小さなストレスやイライラを溜めることなく、普段から解消するよう心掛けることがポイントです。
これまで6,000件以上の夫婦問題を扱ってきた筆者が感じた、夫婦喧嘩が起こる原因トップ3をご紹介したと思います。
●3位・・・冷房の温度調整
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妻は寒がり、夫は暑がり……このような場合、長い時間同じ部屋で過ごしているうちに、「寒くない?」「全然!暑いくらいだよ」など、夫婦間で冷房の設定温度を巡って“どちらが折れるか”で喧嘩になってしまう夫婦が多いのです。自分の主張ばかりを言うのではなく、お互い譲り合いの精神を大切にしましょう。
●2位・・・実家での夫の態度
目立つのが、“夫の実家”での喧嘩です。妻といえども、たまに行く夫の実家では多少なりとも気を遣い、疲れてしまうことも多々あります。しかし、夫は、そんな妻の気疲れに気付くどころか、母親に甘えてすっかりくつろいで何もせず……。妻がリラックス出来るよう気遣いの気持ちを忘れてはいけません。
●1位・・・車の運転中の自分勝手な発言
海や山へ、そして実家に帰省するにも、この時期は渋滞に巻き込まれやすいですよね。運転中の夫は、進まない状態にイライラ。そこへ、妻や子供は自分勝手なこんな発言をしてませんか? 「まだ着かないの?」「違う道の方が空いていたんじゃない?」「パパ〜おしっこ〜!」
夫が気分良く運転できるように、妻は前向きで明るい言葉掛けを心がけましょう。
このお盆休みに夫婦喧嘩をしないためのポイントは、相手の身になって”気遣う”ということです。それと、長い時間一緒に居すぎないということでしょうか……。
連休中でも、お互い1人の時間を設けながら、上手に夫婦の時間をつくるようにしてくださいね。
(2015年08月10日の記事を再掲載しています)
【参考・画像】
※ NotarYES 、Sementsova Lesia / Shutterstock
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