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葬儀をYouTubeで配信、ペッパーが読経…ITは「罰当たり」の壁を突破できるか

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2018年08月15日 16:02  AERA dot.

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写真本格的な衣装に身を包んだ、ペッパー導師の「修行中」の様子。展示会では子どもたちが非常に喜んでいたという(写真:ニッセイエコ提供)
本格的な衣装に身を包んだ、ペッパー導師の「修行中」の様子。展示会では子どもたちが非常に喜んでいたという(写真:ニッセイエコ提供)
 目まぐるしいIT技術の進化を考えれば、ロボット導師がお経を唱えたり、お墓をスマホの中につくることに対して異を唱えるのはナンセンス。自らの葬儀をネットで生前予約したり、DNA情報を残して天国からの復活を期す(!?)ことだって、ただの夢とは言い切れない。

*  *  *
「観自在菩薩……」と木魚を叩きながら、ロボットが般若心経を読経している。妙にハイトーンな、その声を聴きながら、参列者は故人への想いを胸に、あふれる涙をハンカチで拭う──そんな葬儀風景が当たり前になる日は近いかもしれない。

 そう感じさせるのが、ソフトバンクの感情認識型ヒューマノイドロボット「ペッパー」を使ったロボット導師サービスだ。開発したのは、医療用チューブなどのプラスチック成形を行う、神奈川県藤沢市のニッセイエコという会社。正社員68人の、葬儀とは縁もゆかりもない中小企業がなぜロボット導師の開発に乗り出したのか? 同社IT事業部の船木修さんによると、

「ロボット導師の開発は弊社の社内システムを管理するIT事業部の発案です。弊社では在職中に亡くなられた方の物故者慰霊祭を年に2度、春と秋に執り行っています。人間型ロボットといえば、会社の受付や案内係が一般的ですが、その慰霊祭で僧侶の代わりにロボットに読経させることはできないか、と考えたのが、そもそものきっかけです。昨年春の慰霊祭で初めてお経を唱え、2017年9月からは一般の方々にも、5万円からの料金設定で幅広く利用していただこうと、サービスを開始しました」

 確かに、檀家制度や菩提寺などとは無縁な人からすれば、葬儀の時だけ、よく知りもしないお坊さんにお経をあげてもらって、「本当に故人のための供養になるのか?」というのが本音かもしれない。「だったらロボットに読経してもらっても問題ないんじゃないか」と考えても不思議ではない。

「9月竣工を目指して斎場兼スタジオを建設中で、今後はペッパー導師による格安の葬儀プランをご提案する予定です。生活保護を受けられている方の福祉葬などでは、お坊さんも呼ばない直葬の火葬式がほとんどといわれています。そんな中でも、最後ぐらいはペッパー導師による読経で故人をお送りすることができれば、と思っています」(船木さん)

 ニッセイエコ社では他にも、「じぶんで葬儀」というサイトを開設。サイト上に掲示された「アバター」をクリックするだけで自分好みの祭壇をデザインして注文できる、ネット経由の葬儀サービスも展開している。

 葬儀会社を介することなく、遺体の自宅への搬送や防水シーツ、ドライアイスなどを使った遺体処置、火葬場への納棺まで独力で行う。6万8千円からの格安葬儀サービスは「えっ、そこまで自分でするの」と感じてしまうほど斬新なものだ。

「社内で培ったIT技術をもとに、今まで手書きだった芳名帳をiPadなどのタブレットで電子化するサービスや、ユーチューブを使った葬儀のライブ配信など、ITを駆使した新しい弔事を模索しています」と船木さんが語るように、同社IT事業部のユニークなアイデアは広がるばかり。これまで、少しでも突飛なことをすると「罰当たり」といわれてきた葬儀の世界……ITの進化はその壁を突き破ることができるか?(経済ジャーナリスト・安住拓哉)

※AERA 2018年8月13−20日合併号より抜粋

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このニュースに関するつぶやき

  • 私はこの時期自分でも読経をあげるが、CDも使い長いお経はそれを流している。色々なお経をあげることが出来、ありがたい話じゃないかと・・・・
    • イイネ!8
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  • 死刑囚や刑務所内で受刑期間中に死んだ受刑者専用ならOKや
    • イイネ!72
    • コメント 0件

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