木村拓哉、初のWEB冠番組で新たな波を起こすか ラジオ連動で映像でも“自然体”を堪能

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2018年08月16日 08:02  リアルサウンド

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 8月5日からスタートした木村拓哉が出演するWEB動画番組『木村さ〜〜ん!』(GYAO!)。木村にとって初のWEB番組への出演となり、話題を集めた。


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 第一回目の配信では、「拓哉キャプテンがラジオで言っていた“アレ”をお見せします。」と題して、木村が単独で出演するラジオ番組『Flow』(TOKYO FM)の収録終わりに突如、収録がスタートした。


 スタッフがスタジオに入るなり、「木村さん、早速いきましょう」と声をかけると、「ん? 何を?」と状況が把握できずにいる様子の木村。『木村さ〜〜ん』の収録であることを説明されると、今度はスタッフに対して「そもそもみんな誰? って思ってるよ」と一言。スタッフは「拓哉キャプテンがラジオで言っていた“アレ”をお見せします。という企画です」と、これまでラジオ番組の中で語ってきたことを実際に映像で見せていく、ラジオとの連動企画だと説明した。


 今回は、毎年恒例となっている「おめ言葉」に挑戦することに。おめ言葉とは、木村が年始一回目の放送でその年の抱負や目標を書初め形式で書くというものだ。スタッフの「もしかしたらリスナーの方はキュッキュッて音だけ出して、実は書いてないんじゃないかなって思ってる人もいると思うんですよ」という言葉に対して、「そこまで性格悪い人いないと思うよ」とリスナーをフォローする木村。


 スタッフから書道セットを手渡され、まずは墨汁を使わずに硯で墨を磨るところからスタート。いつもは筆ペンで書いているという木村は「早速、#1にして嫌になってきたんだけど」と発言。すべてお見せしますなら筆ペンでいいでしょ、という木村の正論にスタッフは納得する。


 しばらくすると、スタッフが「墨汁あります」と現物を見せ、「結構ギリギリだね。#1にしてギリギリな感じで攻めてくるね」と木村。しかしその後も笑顔を見せながら磨り続けた。慣れた様子で筆を走らせ、「書けた!」とカメラに色紙をみせると「自然体」と達筆な文字で書かれた“おめ言葉”がお目見え。


 スタッフも「おお!」と驚き、どんな思いが込められているかを聞くと、木村は「構えず。その、ゲストを迎えられるし、方向性とか目的地というものをいまFlowっていうものがどこを漂っているか、どこをふんわりしているかっていうのがいままだはじまったばっかりだから。まだいまはそこまでガチガチに固めなくてもいいんじゃないか」と語った。


 続いてのお題は、拓哉キャプテンの“こだわり”について。スタッフが木村のきれいに整えられた爪を映すべく、iPhoneを設置。手入れされた手元がアップになると「切りたい」と木村。スタッフは「切るところがないじゃないですか」と驚いていた。さらに納豆についてのこだわりについても紹介。梅干を入れて納豆を混ぜ、果肉と種が自然に離れたところで「幸せな瞬間」と独自のこだわりを披露した。


 最後に、慣れ親しんだスタッフとの収録だったこともあり、木村は「これがみんなに見られるかも、というモチベーションがないままやってしまったので、まさに“自然体”ですよね。もう何も構えずやってしまったので、見る人が観てどう思うかっていうところが非常に楽しみではありますね」と振り返り、おめ言葉に結び付けて第一回目の番組を終えた。


 1995年1月にスタートしたラジオ番組『What’s UP SMAP!』(TOKYO FM)が7月27日で放送終了。ラジオを船に見立て、「22年以上乗ってきたこの船を1回降りて、次の船に乗ろうと決意しました」と伝えた木村。 8月からは放送日、時間帯を変え、新たに『Flow』がスタートした。


 愛する海やサーフィンにまつわる言葉を番組タイトルに選んだところがなんとも木村らしい。WEB動画とラジオを連動させるという新しい試みにより、声だけでなく映像でも木村との時間を楽しめるのは画期的だ。


 番組が変わっても、積極的にファンとのコミュニケーションを図ろうとする木村のスタンスは変わらない。木村が自分の言葉で語る番組が増えることはファンにとっては嬉しいことであり、彼の起こすウェーブに身を任せるようにして、ラジオと動画の時間を堪能したい。(柚月裕実)


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