エアバスの無人航空機「Zephyr S」、25日間飛び続けて世界記録を更新

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2018年08月18日 21:02  Techable

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大手航空機メーカーのエアバスは、開発中のソーラー発電無人航空機「Zephyr S」が25日間連続での飛行に成功したと発表した。

前型機Zephyrによるこれまで最長だった14日間連続飛行という記録を大幅に更新した。・高度7万フィートを飛行今回の飛行時間は正確には25日間と23時間57分で、7月11日に米国アリゾナから飛び立っていた。

Zephyr Sの特徴は、搭載するソーラーパネルでの発電で高度7万フィート(約2万1000メートル)を飛行すること。高度7万フィートというと、通常の旅客機が飛ぶ高度よりも随分高い。

これだけの高度を飛行することにはもちろん意味がある。気象状態が安定していて、昼間の太陽光発電だけで夜間の飛行に使う電力を十分に蓄えることができるのだという。・軍事での利用も一方、Zephyr Sの用途はというと、軍事目的の監視や、災害の発見・調査、通信などだ。すでに英国軍から3機のオーダーが入っているとのこと。

エアバスは今後、Zephyrの運用拠点をオーストラリアに移し、そこでさらにパワフルなモデルZephyr Tの開発に着手する。

無人航空機は人工衛星を打ち上げるよりコストを抑えられることから、FacebookやGoogleなどインターネット企業も熱い視線を注いでいる。今後はさまざまな企業が無人航空機を購入して飛ばす時代になるのかもしれない。

Airbus

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