子どもの心・足を育てる「ぞうり歩育」!土踏まずを形成しやすい理由

3

2018年08月20日 21:42  &Mama

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

&Mama

9a8ef6c00fde6970aa9fbcf3c0a5c478-20180812001115-668x366
photo by author 出典: It Mama(イットママ)

足をよくつかっている子とそうでない子で足の形がことなっている(※1)ことをご存じですか? 


外遊びが少なく、足を使っていない子は、土踏まずの形成が遅くなっていたりします。足ゆびをしっかり使うことは、身のこなしや運動感覚の成長にも繋がっていきます。


そこで注目されているのが「歩育」。多くの保育園や幼稚園で取り入れられている「ぞうり」歩育(※2)についてご紹介します。



▼オススメのぞうりとは?

ぞうりといっても、ビーチサンダルなど鼻緒があれば良いというわけではないのです。


設計の良いぞうりとは、鼻緒の位置・材質・ぞうり底の保持性・やわらかすぎず、かたすぎない・ぞうりの形状など、発達発育の生理と運動性の両面から整合されて作られている必要があります。


これらの条件を満たしているのが著者のオススメする「ミサトっ子ぞうり」です。


source:https://www.amazon.co.jp

ミサトっ子ぞうりは以下のように説明があります。



「三郷町」の日本伝統草履を国立兵庫教育大学名誉教授「原田碩三」先生が子どもたちの発育・発育理論・運動面など様々な面で考慮し、設計し直した子どもの発育に最適な草履


(ケンコーミサトっ子ホームページより)



また、全国495園・32校の幼稚園や保育園で導入(※2)されており、著者の子どもたちが通う保育園でも、園庭で遊ぶ時は、「ミサトっ子ぞうり」を導入しています。



▼ぞうりのはき始めの注意点と理想のサイズは?

ぞうりのはき始めは、少しきつく感じ、はじめは長時間はくと足が痛くなる場合があります。1日目は1時間ぐらい、2日目は2〜3時間と徐々に履いていくようにすると良いですよ。


著者は、初めハンカチなどで鼻緒の部分をぐるぐると巻いて縛ってそのまま2日ほど置いておきます。そうするとはじめから鼻緒が馴染みやすいですよ。


ぞうりは、はき始めて、だいたい3日目ぐらいから、鼻緒がその人の足に馴染んできます。この状態で、かかとがぞうりから1センチ弱ほど出るのが、ぞうりの理想サイズです。


photo by author 出典: It Mama(イットママ)
▼いつからぞうりをはき始めると良いの?

子どもの足は、最初は手のように足の指のところが開いていますが、2歳後半頃から足指の力がつき、収束し、ついでにバランスが良い逆三角形の足になってきます。


そして、内・後の横のアーチが完成します。しかし、自然にこのような足に変化するのではないのです。足の指を使用することによってバランスの良い足の形になっていくと言われています。(※1)


そのため、ぞうりをはき始めるおすすめの時期は、あしの指の力がつき始める2歳後半ごろ。ただ足が小さめの子や、足の指の力が弱いお子さんは3歳過ぎくらいから試してみると良いかと思います。


著者の子どもは、上の子が4歳になりますが、3歳頃からぞうりをはき始めました。始めはうまく歩けず、イライラして怒ってしまうこともありました。しかし、1週間もすると慣れてきて、今では外で遊ぶときは、ぞうりを好んで履いています。


photo by author 出典: It Mama(イットママ)

写真は、著者の4歳の子どもの足の裏です。沢山の外遊びとぞうりのおかげでしっかりとした土踏まずが形成されてきています。


そして、汚れたぞうりは、タワシ洗いができるので、子ども自身にぞうりをお風呂場でゴシゴシと洗ってもらっています。自分で手入れもしているので、さらにぞうりに愛着が湧いています。


子どもの足の成長発育だけでなく、自分のものを大切にすることもぞうりを通して体感でき、子どもの成長を感じています。


著者の家では、ぞうりを私と子どもたち(4・2歳)も一緒に履いています。


2歳の子は、まだ足指に力が弱いので、家で練習する感じで短時間履いて慣らしています。子どもたちはお揃いが大好きなので、ぞうりを履いていると、ご機嫌になりますよ。


photo by author 出典: It Mama(イットママ)

皆さんもまずはお子さんの足の裏を見てみてください。


しっかり足指が使えていますでしょうか?


足の指がしっかり使えることは、これからの成長発達にとても大切になっていくと筆者はお思います。


子どもの心と体を育てる「ぞうり歩育」!


気になった方は、ぜひ試してみてください。



【参考・画像】
※1 足と靴の話67―健康生活にきっと役に立つ
※2 ケンコーミサトっ子
※ 画像 著者提供


【関連記事】


※ 6〜11ヶ月の赤ちゃんの51%が使用「タッチスクリーン」が乳幼児に与える影響


※ 運動嫌いな子どもにしないために親がすべき2つのこと


※ 保育士歴30年のプロが教える、心が育つ「ことばがけの黄金ルール」


※ 「日本製=安全」とはいいきれない!? 赤ちゃんのアイテム選び、本当に安心なのは?[PR]


※【野菜ソムリエ監修】野菜を安心・安全に食べたい!ママ達が使っているものとは?[PR]


※ ビューティセラピストママ伝授!産後のシミケアのために今すぐできること[PR]




【It Mamaからのお知らせ】




月齢・妊娠月齢ごとにカスタマイズできる!サクサク記事を読みたいならアプリがオススメ▼


このニュースに関するつぶやき

  • 小学三年生の時、下校後は下駄を履いていた。そのお陰か、先日靴屋で「アーチが綺麗」を連発されたw
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングライフスタイル

アクセス数ランキング

一覧へ

前日のランキングへ

ニュース設定