バッテリー駆動の鉄道車両「Talent 3」がボンバルディアからお披露目

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2018年09月21日 22:12  Techable

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航空機や鉄道車両などを製造するカナダのボンバルディアはこのほど、バッテリーで動く鉄道車両「Talent 3」をドイツ・ベルリンで公開した。

ディーゼル列車よりエネルギー効率がよく、もちろんエミッションゼロなので環境にも優しい。本格採用に前向きなドイツ鉄道が2019年から試験運転を開始する見込みだ。・ドイツ政府が開発費援助ディーゼル列車というと、モクモクと出される排気や騒音をイメージする人が多いのではないだろうか。そうではなく、環境に優しく、しかも経済効率が優れたものを、と開発されたのがTalent 3だ。

世界でも環境問題に率先して取り組んでいるドイツ政府が400万ドル(約4億5000万円)を拠出するなどして開発を支援。そうした経緯があり、今回ドイツで行われた初運行には行政関係者も多く乗り込んだ。・将来の航続距離は100キロにボンバルディアによると、効率性とリサイクル性においてTalent 3はディーゼル車両より90%優れ、騒音も半減しているという。

同社のMITRACパワートレインを搭載し、モーターとバッテリーのさまざまな組み合わせにも対応。現段階の航続距離は40キロと短いが、今後バッテリーを改善するなどして次のバージョンでは100キロに伸ばすことができると踏んでいる。

ドイツの鉄道の40%がまだ電化されておらず、この数字を小さくするべく、ドイツ鉄道ではまずはTalent 3をドイツ南西部のコンスタンツ湖近くの地方で12カ月試験運行する予定だ。

ボンバルディア

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