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カップラーメン1万円!? 謎のコンビニ「カルチエ」に行ってみた

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2018年09月22日 09:01  HARBOR BUSINESS Online

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HARBOR BUSINESS Online

写真一見「コンビニ」だと見せかけて普通のコンビニではないオーラを放つ「カルチエ」
一見「コンビニ」だと見せかけて普通のコンビニではないオーラを放つ「カルチエ」
 ますます寡占化が強まるコンビニ業界だが、ここに来て新たなコンビニが都内に登場した。

 その名は「カルチエ」。なんと、店内ではカップラーメンを1万円で販売しているという。一体どういう店なのか――実際に店舗へと行ってみた。


◆「コンビニ×カルティエ」が生み出す「パラレルワールド」

 カルチエが出店したのは渋谷と表参道を結ぶキャットストリートの近く。最近までセレクトショップ「リステア」が運営する「221RESTIR」が出店していた場所だ(住所は東京都渋谷区神宮前5-16-13)。

 9月21日にオープンしたこの店、遠目にはいかにもコンビニ……と思わせつつ、近づくと「普通のコンビニではない」オーラが漂い始める。

 実は「カルチエ」を運営するのはフランスのジュエリーブランド「カルティエ(Cartier)」。

 このコンビニはカルティエと、体験型施設の企画・運営などをおこなう博報堂グループの「エクスペリエンスD」(江東区)が手掛けたもので、新作アクセサリー「ジュスト アン クル」(JUSTE UN CLOU)のプロモーションのために期間限定で営業される。

 店舗のテーマは“when the ordinary becomes precious”。「ジュスト アン クル」は1971年に誕生した、「釘」という日常空間で見かけるアイテムをモチーフに特別なものへと昇華させたアクセサリーで、釘と同様に「日常空間にあふれるもの」の代表格として「コンビニ」がプロモーションの場に選ばれたという。

 店名の「カルチエ」は「ジュスト アン クル」が誕生した1970年代に用いられていた日本向けのブランドロゴをオマージュしたものだ。なお、コンビニといっても24時間営業している訳ではなく、営業時間は12時から20時までとなっている。

 実際に店内へと入ってみると、レジカウンターやコピー機などが置かれており、一見普通の「コンビニ」でありながら、コンビニを「特別なもの」へと昇華させた不思議な空間が広がっていた。

 店内で販売される商品についても、一見すると普通のコンビニで売られているような品物でありながらどれも「特別なもの」。

 例えば、おにぎり(369円から)やコロッケ(599円から)は赤坂の高級フレンチレストラン「タカザワ(TAKAZAWA)」のシェフ高澤義明が「カルチエ」のために手掛けた逸品。通常のコンビニより価格は高めであるが、有名店のシェフが手がけたものがこの価格で気軽に食べられるとなればお得だ。

 また、アイスクリームコーナーには「香りをたべるスペシャリテ・アイスクリーム」として知られる「FRAGLACE」が、日用品売場にはフランス・パリ生まれのコスメブランド「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」のボディケア用品が、雑誌コーナーにはモデルの秋元梢さんやUTAさんらを起用した限定のスペシャルマガジンが並ぶなど、どの売場も通常のコンビニでは買えない商品が取り揃えられており、見た目が普通のコンビニであるがゆえに、一種の「パラレルワールド」へと迷い込んだ気分にもなってくる。

 店舗の2階は都心部のコンビニで見られるような多層建てのイートインコーナーをイメージしつつ、カルティエの新作「ジュスト アン クル」などのジュエリーの試着ができる空間となっている。

◆「1万円カップラーメン」の真相は……?

 さて、こうした特別な商品のなかでも目を惹くのが、なんと税込10,800円もする「カップラーメン」。

 実はこのカップラーメンの中身は紙切れ。その正体はレストラン「サンミ」のディナーチケットなのだ。「サンミ」は年会費12万円の会員制高級レストランであるため、このチケットは「非常にお値打ち価格」であるともいえる。もし筆者の財布に余裕があればうっかり購入していた……かも知れない。

 このほか、予約が取れない創作レストラン「kabi」のランチチケットが入ったカップラーメンも税込5,400円で販売されている。


 店内を見渡すと、電子レンジや一部の什器、バックヤードをイメージした場所などもショーケースになっていることに気付く。買い物していると見逃してしまいそうなこれらの内部には、カルティエのジュエリーなどに加えて世界的現代芸術家・レアンドロ=エルリッヒがカルチエのために作成した作品も飾られているので、来店した際にはぜひ探してみよう。

 コンビニエンスストア「カルチエ」の営業期間は9月30日まで。

 これほど見どころにあふれた店舗が僅か10日間のみの営業であるのは残念だが、近くを通りかかった際には、「日常」を特別な場所へと昇華させた空間をぜひ体験してみてはどうだろうか。

<取材・撮影/ウラカシ 文/若杉優貴(都市商業研究所)>
都市商業研究所
若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitterアカウントは「@toshouken」

このニュースに関するつぶやき

  • 面白い試みですね。日常ありふれたものに非日常を掛け合わせるって、細部にも凝ってるし企画としては秀逸。
    • イイネ!0
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  • そんな会員制の金持ちしか相手にしない店に誰が一万円のチケット持って食べに行くねん!行って白い目で見られるのがオチやね!
    • イイネ!76
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