映画「愛しのアイリーン」を内田春菊が劇場で鑑賞「衝撃で言葉にできる自信ない」

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2018年09月25日 19:50  コミックナタリー

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映画「愛しのアイリーン」公開記念トークイベントの様子。左から内田春菊、吉田恵輔監督。
新井英樹原作による映画「愛しのアイリーン」の公開を記念したトークイベントが、去る9月23日に東京・渋谷のシネクイントにて開催された。

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この日の登壇者は吉田恵輔監督と、直木賞候補となったベストセラー小説「ファザーファッカー」や、ドラマ化もされた「南くんの恋人」などで知られる内田春菊の2人。前日に東京・TOHOシネマズシャンテでもトークイベントを行った吉田は「昨日の日比谷とは客層が全然違っていて。今日は渋谷なのでまだ大丈夫かな(笑)」と本作の過激な一部描写を取り上げ、ほっとした表情で会場を見渡す。

2006年の内田が審査員を務めたゆうばり国際ファンタスティック映画祭で、吉田が自主制作の映画「なま夏」を出品したことがきっかけで互いに知り合い、本作のパンフレットにコメントを寄稿した内田。「スクリーンで観たのは今日が初めてで、パンフレット寄稿にあたってDVDをお借りして家で観ていたんだけど、イヤホンジャックが外れていて高校生の息子に『母さん、何観ているの……?』と言われちゃって(笑)」と語る。また「こんな登壇の直前に観たのは失敗でした。衝撃が強くて受け止めるのに精一杯。このすごさをすぐにちゃんと言葉にできるか自信がない」と、率直な感想を伝えた。

内田は本作で主人公・岩男の母・ツル役を務めた木野花とも交流があるそうで「木野さんとは仲良しなのだけど、途中で心配になった」とコメント。吉田も撮影中は「普段は穏やかで優しいお母さんのようなのにカメラが入ると豹変するから、原作の新井先生も唯一声をかけられなかった」と明かした。

最後に前日のイベントにも登壇したアイリーン役のナッツ・シトイと、岩男のお見合い相手・真嶋琴美役を務めた桜まゆみがステージに登壇。ナッツは「観てくれてありがとうございます」、桜は「数ある映画の中から観てくれてありがとうございます。もっと観てほしいので皆さんの力を貸してください」と呼びかけ、イベントは幕を閉じた。

(c)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ

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