肥満手術により出産に伴うリスクが軽減する

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2018年10月01日 21:01  妊活・卵活ニュース

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肥満手術の肯定的効果
カロリンスカ研究所(スウェーデン)の研究チームは、「PLOS Medicine」にて、肥満手術により、帝王切開分娩、感染症、大量出血、微弱陣痛、過期産(妊娠42週以降の出産)など出産に伴うリスクが軽減すると発表した。

肥満、過剰体重では、妊娠・出産に多くのリスクが伴う。それゆえ、同研究所のオロフ・ステファンソン(Olof Stephansson)博士は、肥満手術にて減量し、適正体重を維持したうえで妊活することを肯定的に考えている。

肥満手術と妊娠・出産における影響
研究チームは、複数の先行研究を用いて、肥満手術が妊娠・出産に与える影響を検証した。先行研究において、被験者のうち1431人は肥満手術を受け、手術後から妊娠判明時までの間に平均38kg減量でき、理想的な減量に成功した。

ステファンソン博士は、全ての先行研究にて、肥満手術により出産に伴うリスク軽減が立証され、肥満手術による肯定的効果は顕著であると述べている。

肥満手術による体重減少、適正体重の維持は、低下していた生殖能力を回復させ、不妊状態の改善に効果はある。一方、肥満手術は、産後鬱、低体重児のリスクを高めるとも報告されている。

ステファンソン博士は、肥満手術と妊娠・出産における肯定的・否定的影響を考慮したうえで、医療関係者は、肥満手術を検討するべきであると強調する。

(画像はPixabayより)

Karolinska Institutet

このニュースに関するつぶやき

  • その手術に保険きかない日本でこんなもん知らしめて何になるのかな。
    • イイネ!2
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