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すぐに病院へ 突然発症する「脳梗塞」3つの予兆

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2018年10月12日 07:02  AERA dot.

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写真頸動脈の狭窄が脳梗塞の根本的な原因に(イラスト/コウゼンアヤコ)
頸動脈の狭窄が脳梗塞の根本的な原因に(イラスト/コウゼンアヤコ)
 日本人の死因として多い脳梗塞。週刊朝日ムック「脳と心臓のいい病院2019」から、実際の例をもとにその予兆を探る。

【こんな症状には注意! 脳梗塞の3つの予兆】

 大場直人さん(当時79歳、仮名)が異変に気づいたのは午後11時ごろ。床に就いたもののすぐに眠れず、布団の中で寝返りを打っているとき、ふと左手指の開閉の鈍さやしびれに気づいた。最初は圧迫によるしびれかと思い、少し時間を置いたものの、一向に治ることがない。そればかりか、指だけでなく手首から指先まで全体がしびれていることがわかってきた。

 妻の強い勧めで、すぐに夜間救急センターに電話し、脳神経外科専門病院にタクシーで受診した。診断の結果、血栓や脂質によって脳血管が詰まる「アテローム血栓性の脳梗塞」と判明し、ただちに入院となり、薬物療法がおこなわれた。

 もともと、大場さんは毎年の健康診断で、頸動脈(けいどうみゃく)の一部が細くなっていると指摘されていたという。昭和大学病院脳神経外科主任教授の水谷徹(みずたに・とおる)医師は次のように説明する。

「頸動脈が、血栓や脂質の沈着によって狭くなっていると、それらがちぎれて脳血管に流れていくことがあります。結果、血管が詰まり、脳梗塞を引き起こすのです。こうした症状の場合、小さな脳梗塞が複数箇所で発症していることもあります」

 脳梗塞の症状として、手のしびれ・まひのほか、言語障害や顔のまひ、片目の見え方の異常が挙げられる。大場さんは症状に気づいて、時間を置くことなく病院に行ったことで、生命に関わる事態を防ぐことができたといえる。

 なお、頸動脈狭窄症を原因とする脳梗塞は、これらの症状が24時間以内に治まる、TIA(一過性脳虚血発作)と診断されることも多い。そうした訴えで来院した患者をMRI検査で調べると、小さな脳梗塞が見つかるのだという。脳梗塞が疑われる症状が見られたら、その程度を問わず、すぐに病院に行く必要がある。

 この頸動脈狭窄症を原因とする脳梗塞の場合、脳梗塞そのものを治療したとしても、原因となる頸動脈狭窄症を治療しなければ再発の恐れが高い。水谷医師は次のように説明する。

「海外では、頸動脈が60%以上狭くなっていると、年間2%の割合で脳梗塞を発症するという報告もされています。もし、60歳で頸動脈狭窄症が生じていれば、80歳までに40%近くの割合で起きるのです」

 大場さんも脳梗塞の再発を防ぐため、水谷医師のもとで頸動脈狭窄症の治療の一つである「頸動脈内膜剥離術」を受けることとなった。全身麻酔下で頸部を切開し、頸動脈内部を詰まらせている血栓や脂質を直接取り除く手術だ。

 もう一つの治療である、血管の内側にステントと呼ばれる網目状の金属の筒を留置して血管を広げる「頸動脈ステント留置術」に比べ、からだに負担がかかるものの、根治性が高く、体内に異物を残す必要がない利点を持つ。治療後の経過も順調で、脳梗塞の再発もなく過ごしているという。(取材・文/鈴木健太)

■脳梗塞の3つの予兆
症状はすべて突然発症するのが脳梗塞の特徴
□片側手足の脱力(まひ)や感覚の異常 ※顔の片側のまひを伴うことも
□言語障害
□片目の見え方が一瞬暗くなる、見えなくなる

※週刊朝日  2018年10月19日号

このニュースに関するつぶやき

  • 父の症状と一緒
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  • 記事で紹介されている「3つの予兆」は予兆ではなく「典型的な症状」です、すでに脳梗塞が発症している可能性が高いので、もし違ってても「すぐ救急車」です。それとこの「予兆」が無い脳梗塞もたくさんあります。
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