ママたちの子育てトラブル体験談 第1回 運動会で義母とお弁当問題勃発! おかずかぶりの次はまさかの……

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2018年10月12日 16:32  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
子どもの成長が感じられる運動会。自宅でも練習する我が子を微笑ましく思う一方で、憂鬱に感じることもあるのではないでしょうか。たとえば、保護者で分担する運動会の係や、早起きして並ぶ場所取りなど。

中でも、私が一番負担に感じたことが、義両親の分のお弁当です。今回は、「運動会のお弁当問題」を解決するために私が実践したポイントをご紹介します。
○お弁当問題勃発

私が初めてこの問題に直面したのは、長女が幼稚園の年少のときの運動会でした。子どもの初めての運動会を楽しみにしていた私は、同じく以前から楽しみにしてくれていた両家の両親に声をかけました。

連絡をしたとき、実母には聞かれたので、お弁当はこちらで用意することを伝えたのですが、義母とはお弁当のことには触れませんでした。

運動会当日、なかなか到着しない義母を心配しつつ迎えたお弁当の時間。ようやく到着した義母が言った一言は、「子どもが食べる揚げ物とかは作ったと思うけど、大人向けの煮物とかないでしょう? 作ってきてあげたわよ」でした。

しかし、実は私も大人向けに煮物も作ってきていたのです……。

私としては、声をかけた手前、すべて用意するつもりでしたが、義母は初めての運動会で気が回らないであろう私を気遣って、お弁当の一部を負担してくれたのです。ただ、お互いに伝えていなかったので、食べきれない量のおかずになってしまいました。

お互いが気を遣った結果と言っても、大人分のおかずを作らない「気が利かない嫁」と思われていると感じてしまった私と、私のお弁当に煮物もあることを確認して黙ってしまった義母との間には、気まずい雰囲気が流れました。
○おかずの次はまさかの……

翌年、再びやってきた運動会。前年の反省を生かして、今度は運動会の連絡をした際に、義母にお弁当はこちらで用意することと、その分早めに来てもらえると子ども達が喜ぶことを伝えました。

その通り早めに来てくれた義母と、それを喜ぶ子ども達にホッとしていたのもつかの間。お弁当の時間になって、また問題が発生しました。

義母は、お弁当を作らない代わりに食後のフルーツを用意して来てくれたのですが、私が用意したのと同じ「ブドウ」でした。ただ、義母が用意したのは種があるブドウで、私が用意したのは種がないブドウ。子ども達は、食べやすい種がないブドウに目を輝かせています。

それを見た義母の顔が曇ったことを感じましたが、そのまま義母に私のお弁当をすすめたところ、「しょうがないから食べるわ」という返事が返ってきて、私の顔も曇りました。このとき、運動会のお弁当問題をどうにかしようと真剣に考え始めました。
○3度目の運動会で問題解決

3年目。今までの運動会のお弁当問題を経験して、誰も悪くないけれど雰囲気が悪くなってしまうことに困った私は、本格的に対策を考えてみました。そのポイントが以下の2つです。

1. 義母の役割を作ってお願いする

我が子の運動会なので、母として張り切っていましたが、何かしてあげたいと思うのは義母も同じで、ありがたいことでもあります。そこで、食後のフルーツの用意は義母にお願いすることにしました。事前にお願いすることで、私の準備も楽になりますし、子ども達が好きなフルーツの種類をお伝えすることもできます。

2. 大人の分のお弁当はレストランのお持ち帰りを利用する

大人の分のお弁当を作ることがイヤになっていた私は、近所のレストランのお持ち帰り弁当を利用することにしました。メニューが豊富で、松花堂弁当のように見た目も華やかなお弁当を取り扱っているレストランがあったため、義両親にもメニューを確認して事前に注文しておきました。

こうして、3回目の運動会当日は、プログラムの合間を縫ってレストランへお弁当を取りに行き、義母の用意したフルーツもいただきながら、楽しくお弁当の時間を過ごすことができました。「運動会の用意はすべて母である私がやるべき」と思っていましたが、2つのポイントを実践することで、気持ちも時間も楽になりました。
○メリハリをつけて手を抜くことも大事

レストランのお弁当を利用すると、手作りのお弁当よりお金はかかってしまいます。ですがその分、子ども達のお弁当のメニューをじっくり考えることができたり、当日の朝もバタバタせずに笑顔で子ども達と運動会の会場に向かうことができたりしました。

子どもの運動会に祖父母も応援に来ることができるのは、小さいうちだけだと思います。現在、私は離婚し、子どもも大きくなってきたので、運動会のお弁当問題もなくなりましたが、当時、みんなで子どもの応援をできたことはよかったと思っています。

実母や義母に手伝ってもらったり、レストランなどを活用して「やらないこと」を選択したりして、お互いが気持ちよく過ごせるようにできるといいですね。

○筆者プロフィール: 半沢まりこ

オフィスシンシア代表貯金ゼロ・パート収入のみで離婚し、お金の知識の重要性を痛感する。ファイナンシャルプランナーの勉強をした結果、生活の質を変えずに離婚前よりも貯金できるようになる。現在は、離婚前後の女性のお金と心の専門家として、講座や個別相談をはじめ、シングルマザー向けのコーチングでも活動中。自身のホームページ
AFP/GCS認定コーチ/マイライフエフピー認定ライター

イラスト=オオノマサフミ(半沢まり子)

このニュースに関するつぶやき

  • 以前、義母が義父の作ったオカズを持ってきてくれました。義母には、私が作るので手ぶらで大丈夫!と伝えてあったにもかかわらず、義父には伝わっておらず、唐揚げが大量に、、。
    • イイネ!2
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