血小板の少ない早産児は視力低下リスクが高くなる

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2018年10月14日 06:01  妊活・卵活ニュース

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早産児と眼科疾患
ヨーテボリ大学サルグレンスカ・アカデミー(スウェーデン)、ハーバード大学医学部の研究チームは、「JCI Insight」にて、マウスを用いた動物モデル実験より、早産児で血中の血小板が少ない場合、未熟児網膜症(ROP)の発症リスクが高まり、症状の重症度が増すと発表した。

また、マウスに血小板を注入すると、網膜血管における病変の進行が軽減できたと報告されている。

未熟児網膜症とは、早産児(在胎28週未満)や未熟児の眼科疾患である。眼の網膜血管に病変が発症し、症状の悪化に伴い増殖性変化が生じる。症状が重症化すると網膜剥離を併発し失明に至る。

血中成分の不均衡
血小板が少ない幼いマウスでは、抗体によって、網膜血管の発症した病変の進行が30%増となった。一方、大人のマウスより血小板を注入した場合、病変の進行は19%減となった。

血小板は血液の細胞成分の一種であり、血管を発達させる要素を含む。しかしながら、早産児や未熟児は、感染症の感染を防ぐために血液中の血小板が多く消費される。

ヨーテボリ大学のアン・ヘルストリョーム(Ann Hellstrom)教授は、早産児や未熟児では血中成分の均衡が崩れ、組織において病変が発症しやすくなり、未熟児網膜症の発症リスクが高まると説明する。

(画像はプレスリリースより)

UNIVERSITY OF GOTHEBURG

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  • 私は7ヵ月半の早産字で折衝場ッガ少なく貧血の度合いのおい子でしたが、神様の思しましか視力は落ちていなくてめがねはまだ使っていません。
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