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<白くてフワフワの身体に黒い顔と耳がキュート! スイス原産で最近までアメリカにも一頭もいなかった珍種の羊が、ニュージーランドから世界進出する>
ニュージーランドの酪農家が、とても特別なヒツジの商用繁殖に成功した。
サリー・ストラスディーは5年前、ヴァレー・ブラックノーズという珍しい種類のヒツジをインターネットで見つけて一目惚れした。顔と耳と足の一部が黒で、全身は白いフワフワの毛で覆われている。まるでぬいぐるみだ。
このかわいさで人気爆発!といくか? Valais Blacknose breeders New Zealand Inc
スイスのヴァレー地方原産で、食肉や羊毛にするためアルプスの山々で飼われている。当時は、オーストラリアやアメリカにも一頭もいなかった。ストラスディーはニュージーランドで繁殖させると決心した。
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「私たち夫婦にとって最も嬉しい驚きは、彼らが世界一可愛いヒツジというだけでなく、性格が人懐こくて好奇心旺盛だったこと。ヒツジというより、飼い主の後をぐるぐるついて回る犬みたい」と、ストラスディーは本誌に語った。
夫妻が輸入したヴァレー・ブラックノーズの胚と精子が到着したのは2017年5月。10月までには、双子の雌を含む16頭が誕生した。今は100頭ほどになる。
目標は、この「ありえないほど可愛い」ヒツジたちを北米に輸出することだ。
夫妻には世界中から問い合わせが殺到し、フェイスブックページには1万2000人近くのフォロワーがついている。
「確かにこれはとてもお金のかかる趣味よ」と、彼女は言う。「モーターボートにお金を注ぎ込む人もいるけど、私たちはヒツジに注ぎ込んでいるの」
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ヒツジたちは、11月にニュージーランド南島のクライストチャーチで開かれる農業見本市でお披露目される。
(翻訳:河原里香)
ブレンダン・コール
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