NTTドコモが冬春モデル9製品を発表、話題のカードケータイ「KY-01L」や2年ぶり「AQUOSケータイ」、「Xperia XZ3」など

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2018年10月17日 19:22  リアルサウンド

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 NTTドコモは10月17日に2018年〜19年の冬春モデルとなる製品9機種を発表した。


(関連:「Galaxy Note9」「Xperia XZ3」など、auが冬春モデル 5機種を発表 機種変更を検討するポイントは?) 


 内訳はスマートフォンが5機種、ケータイが2機種、ワンナンバーフォンが1機種、モバイルWi-Fiルーターが1機種となる。また、兼ねて発表されていたPixel 3/3 XLも、これとは別にラインナップとして加わることとなる。


Xperia XZ3 SO-01L
 ドコモから登場するフラグシップは2機種。そのうちの1機種がXperia XZ3だ。peria XZ3はグローバルモデル発表時にも記事にしているが、ベースはこのグローバルモデルと変わりない。日本向けにFeliCaやフルセグに対応させている。


 Xperia XZ3はBRAVIAの技術を用いた有機ELディスプレイが搭載されており、Xperia XZ2の液晶ディスプレイと比べて色彩表現が豊かになった。映像技術においてはHDR動画でない動画をアップコンバータする「X-Reality for mobile」を搭載。背面はシングルカメラの1900万画素となるが、AIによる撮影サポートやフルHDでのスーパースローモーション撮影、4K HDR撮影など確実な進化が見受けられる。


 基本仕様はSoCはQualcomm Snapdragon 845、RAM容量は4GB、内蔵ストレージは64GB、Android 9 Pieを採用。ワイヤレス充電 Qiにも対応した。11月上旬発売予定。


■Galaxy Note9 SC-01L
 NTTドコモのフラグシップのもう一つはGalaxy Note9だ。「Galaxy Note9」も既に記事にしている。ベースはグローバルモデルと変わりないが、日本向けにFeliCaやフルセグに対応するなどカスタマイズが加えられている。


 「Galaxy Note9」は「Galaxy Note8」の後継モデルにあたり、最先端な電子手帳としても活躍できる「S-Pen」が同梱している。この「S-Pen」は今まではペンでメモすることだけに特化していたが、「Galaxy Note9」からはバッテリーを積み、Bluetoothにも対応した。これにより、カメラのシャッターとしての役割や、パワーポイントのページめくりなど、ペンで書く以外の操作を実現している。一方で、メモをするときはバッテリーを必要としないため、バッテリーが切れていても電子手帳としての役割が失われることはない。


 基本仕様は6.4インチ(2,960×1,440ドット)の有機EL搭載。バッテリー容量は4000mAhで、Qualcomm Snapdaragon 845を採用している。RAM容量は6GB、内蔵ストレージは128GBからなる。10月25日発売予定。


■Galaxy Feel 2 SC-02L
 Galaxy Feel2は毎月1500円の割引が適用されるdocomo with対象機種だ。docomo withの対象機種はスペックはフラグシップには及ばず、エントリーからミドルレンジクラスが主だったが、Galaxy Feel2はミドルレンジよりも一段階性能の高いミドルハイレンジモデルに位置される性能を有している。前モデルのGalaxy Feelからディスプレイサイズが4.7から5.6インチへと大型化しているが、18:9のワイドディスプレイへと切り替わったので、実質的なディスプレイサイズは大きく変化していない。SoCはExynos 7885でRAM容量は4GB、内蔵ストレージは32GB、バッテリ容量は3000mAhで、有機ELを搭載。日本向けにカスタマイズされており、ストラップホールやFeliCa、フルセグなどの利用ができる。なお、ベースモデルはグローバル向けに発表されたGalaxy A8とみられる。11月上旬発売予定。


■AQUOS sense 2 SH-01L
 こちらも同じくdocomo with対象機種だ。AQUOS seseよりもセンサーサイズが25%大きくなり、AIによるシーンは別機能にも対応している。SoCはQualcomm Snapdragon 425でGalaxy Feel2 よりも劣るが、電話やウェブブラウジング、LINEなどしか使わないユーザーにとっては特に困る性能ではない。勿論、FeliCaやフルセグ、指紋センサーなどガラパゴス機能が揃っている。


 ディスプレイサイズは5.5インチ(2,160×1,080ドット)でIGZOディスプレイとなる。RAM容量は3GB、内蔵ストレージは32GBで今年の冬発売予定。


■らくらくスマートフォン me F-01L
 スマートフォンもdocomo with対象機種で文字やボタンを大きくし、お年寄りでも視認性の良いUIを採用している。人を検知して背景をぼかす「ポートレート撮影」やMIL規格の防水防塵、ハンドソープで洗うことも可能だ。2019年春に発売予定。


■AQUOS ケータイ SH-02L
 NTTドコモとしては約2年ぶりのAQUOS ケータイ。今回のAQUOSケータイは2019年春に発売予定。AQUOS ケータイは通話時のレシーバーを大型化し、低音域を強調する「くっきりトーク2」を搭載。また従来のVoLTEよりも通話音質の良い「EVS-WB」コーデックをサポート。


 メインディスプレイは3.4インチ液晶で、サブディスプレイは0.9インチのモノクロ有機ELとなる。RAM容量は1GB、内蔵ストレージは8GB、メインカメラは800万画素。充電インターフェイスはmicro USBでインテリジェントチャージに対応。同機能はバッテリー寿命の劣化に配慮した充電を行う機能だ。


■カードケータイ KY-01L
 京セラが開発しているカードケータイは電子Enkを採用した風変わりなケータイだ。薄さは5.3mm、重量は47gと世界最軽量のカードサイズのケータイとなる。電子Enkのため、直射日光下でも視認性が失われることもなければ、表示切り替え時以外は電力を消費しないため、バッテリー持ちにも優れている。カードケータイはウェブ検索、電話、メッセージなど基本的な機能は全て利用できるが、おサイフケータイやワンセグなどには対応しない。11月下旬に発売予定。


■ワンナンバーフォン ON 01
 ワンナンバーフォンはAndroidスマートフォンの子機として電話の発着信が可能なケータイだ。4Gにも対応していることから、スマートフォン(親機)を家において、子機だけを持ち歩いても電話の発着信ができる。なお、自動同期には対応しておらず、Bluetoothを用いて親機と連絡帳を更新する形となる。10月下旬に発売予定。


■Wi-Fi STATION HW-01L
 Wi-Fi STATION HW-01Lは国内最速の受信時最大1288Mbpsの高速通信に対応したモバイルWi-Fiルーターだ。従来モデルの2.6倍高速化。国内では理論値ではあるものの、1Gbpsを超えた通信の恩恵を受けられる機種になっている。充電インターフェイスはUSB Type-CでWi-Fi規格はIEEE 802.11 acをサポートする。


■まとめ
 フラグシップに関してはauと同様に2機種だったが、NTTドコモはこれにPixelスマートフォンが2機種追加される。


 またミドルレンジスマートフォンも3機種投入。従来型のケータイ電話も新たに追加された。数年前はワイモバイルとの2台持ちが流行っていたが、これからはワンナンバーフォンによる子機持ちがトレンドになることを期待している。


 毎年冬春モデルはどのキャリアも夏モデルのようなどんと構えるような機種ラインナップではないが、今年に関してはPixelやイロモノな機種が登場するなど、去年よりもインパクトが強い印象を受けた。


(佐々木翼)


このニュースに関するつぶやき

  • XPERIA XZ3 商品予約可能に!早速商品予約してキマスタ。
    • イイネ!2
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