プロダクトブランド「ONFAdd」新作は上品で機能的、津村耕佑とコラボ

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2018年10月19日 21:52  Fashionsnap.com

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津村耕佑とのコラボレーションコレクション Image by: FASHIONSNAP.COM
日本の伝統文化を再構築したモビリティ特化型プロダクトブランド「オンファッド(ONFAdd)」が、都市型サバイバルウェア 「FINAL HOME」などを手掛けるファッションデザイナー 津村耕佑とコラボレーションした新作コレクションを発表した。10月19日から26日までの期間、デザイン&アートフェスティバル「デザイナート・トーキョー 2018(DESIGNART TOKYO)」の一環で、コラボアイテムを展示するエキシビションを代官山で開催している。発売は2019年3月を予定。

 オンファッドは、博報堂出身の高木新平が率いるクリエイティブ集団NEWPEACE Inc.が立ち上げたプロダクトブランド。これまでに耐久性と快適性を兼ね備えたTシャツ「DURABLE CORDURA® TSHIRTS」やスニーカーを雨から守るミニマルなタウンユース用レインウェア「Rain Socks」などを発表している。
 津村は今回のコラボについて「僕は一種のサバイバルウェアを製作しているので、その視点からプロダクト作りに意見が欲しいと言われたのがきっかけ。色々と提案する中でコラボレーションに辿り着いた」と経緯を説明。オンファッドと津村は打ち合わせや細かな調整を重ね、1年弱の製作期間でコレクションを完成させたという。
 コラボコレクションでは、生活場面をシームレスに横断する人々へ向けたプロダクトを展開。「ラグジャージー(LUXURESY)」と呼ばれるオンファッドが独自開発したジャージー素材の生地を使用し、ジャケットやトラックスーツ、トラックパンツ、ストール、MA-1、ストール、トートバッグなど全8型を製作した。
 ラグジャージーはジャージー素材でありながら布帛のような見た目が特徴。ボックスプリーツの隙間にはファスナーポケットが付いており、収納できるようになっている。ウェアはマットな生地と光沢のあるボックスプリーツの2種類を組み合わせることでコントラストを効かせた。オンファッドの製品についてカジュアルな印象があったという津村は「パーティーなどかしこまった場面でも使えるようラグジュアリーかつ機能的なウェアをデザインした」とコメント。「近年はスタートアップなど、従来の仕事のシーンとは異なる働き方をしている人が多く、仕事の場面でTシャツを着る人もいる。これからの仕事のスタイルに合ったウェアになっていると思う」と続け、多様化するライフスタイルをプロダクトに反映した。
 代官山の会場では、コラボプロダクトを着用したマネキンとともに、津村が2009年に細胞分裂から着想を得て考案した表現方法「パズルウエアー(PUZZLE WARE)」を活用したインスタレーションを展示。木の葉が連なっている様子を彷彿とさせる作品で、コレクションのデザインが映える有機的な空間を演出している。

■ONFAdd x ​KOSUKE TSUMURA First COLLABORATION EXHIBITION会期:2018年10月19日(金)〜10月26日(金)会場:CULT CLUB住所:東京都渋谷区代官山町3-13 2階時間:11:00〜20:00ONFAdd:公式サイト
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