東急大井町線「Q SEAT」6020系で有料座席指定サービス、12/14開始

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2018年10月23日 15:32  マイナビニュース

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東京急行電鉄は23日、大井町線の有料座席指定サービスの愛称を「Q SEAT」に決定し、12月14日から運行開始すると発表した。7両編成の新型車両6020系の1両(3号車)を座席指定サービス車両とし、大井町発長津田行の急行として平日夜に5本運行される。

大井町線に導入される有料座席指定サービスについては今年3〜5月に愛称募集が行われ、応募総数3,585件の中から「東急」「品質(Quality)」「迅速(Quick)」を表す「Q」に座席の「SEAT」を加えた「Q SEAT」をサービス名に選定した。ロゴマークも製作され、座席指定サービス車両の車体にもラッピングされる。

「Q SEAT」として運用される車両はロングシート・クロスシートに転換可能な座席を備え、座席数はクロスシート36席・ロングシート9席の計45席。既存車両より広い座席とし、電源コンセントとカップホルダーを設置するほか、車内Wi-Fiサービスも無料で利用できるという。大井町線に今春導入された新型車両6020系のうち1両を「Q SEAT」車両に置き換え、サービス開始に先立ち11月中旬からロングシートで通常の営業運転を開始する。

12月14日から始まる有料座席指定サービスでは、平日夜の大井町駅19時30分発(191号)・20時30分発(201号)・21時20分発(211号)・22時27分発(221号)・23時9分発(231号)、長津田行の急行5本を「Q SEAT」車両を連結した編成で運行。大井町線・田園都市線の停車駅のうち、大井町駅・旗の台駅・大岡山駅・自由が丘駅を有料座席指定サービス乗降可能駅、二子玉川駅・溝の口駅・鷺沼駅を同サービスの降車専用駅とし、指定料金を400円(均一料金)と定めた。たまプラーザ駅・あざみ野駅・青葉台駅はフリー乗降駅とされ、これらの駅から乗車する場合、列車指定券は不要となる。

「Q SEAT」の車両に乗車する際、係員へ列車指定券または「Qシートチケットレスサービス」所定画面の提示が必要。「Qシートチケットレスサービス」は12月上旬のサイトオープンを予定しており、あわせて事前会員登録の受付も開始する。列車指定券は大井町駅(東急線改札窓口)・旗の台駅(東口改札窓口)・大岡山駅(中央改札窓口)・自由が丘駅(正面口改札窓口、南口改札窓口)の有人改札窓口でも販売される。いずれの場合も列車指定券は乗車当日に発売され、乗車日前の予約購入はできない。

この有料座席指定サービスは平日夜に大井町線を利用し、田園都市線方面への帰宅時の着席ニーズに対応したものであり、「新たに帰りの『選択肢』を提供することで、快適な通勤ルートとして、大井町線の魅力をより一層高めていきます」と東急電鉄。なお、サービス開始後も「3号車(Q SEAT)以外の車両については、現行と同様、指定料金なしでどなたでもご利用いただけます」「有料座席指定サービスを実施していない運行については3号車に関しても現行と同様、指定料金なしでどなたでもご利用いただけます」とのこと。(上新大介)
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