【コラム】 小学生のバイブル「コロコロコミック」人気の秘密
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2009年06月28日 09:22 よりミク
ラジコン、ビックリマン、ミニ四駆、ファミコン、ドッジボール、そしてポケモン……思い出せばキリがない幼少の頃にハマッたホビー。社会現象にまでなったこれら「放課後の友」は、コロコロコミック(以下コロコロ)という少年向けコミック誌から火がついたモノなのです。
みんな「コロコロ」が教えてくれた……「定本コロコロ爆伝!!1977-2009〜コロコロコミック全史」 | | |
元々は小学館の学年誌で連載されていた「ドラえもん」の総集編を中心として、1977年に創刊されたコロコロ。子ども達の大好きな漫画・ホビー・イベントの情報を、毎号500〜700ページにもわたり詰め込んだ、まさに「お腹いっぱい」という表現が相応しい1冊です。
「ゲームセンターあらし」や「おぼっちゃまくん」、「ポケットモンスター」に「学級王ヤマザキ」など、テレビアニメ化された作品も多数。小学生の男子にとっては「教典」とも言えるほど、カリスマ的人気を誇る雑誌なのです。ちなみに今となっては日常的に活用されている「裏技」という言葉も、実はコロコロが発祥だとか。
近年では、大人になった元コロコロ少年たちに向けてさまざまな書籍が発売されています。2007年5月に刊行された「熱血!!コロコロ伝説」(全10巻)もその一つ。創刊30周年を記念し、「かっとばせ!キヨハラくん」や「つるピカハゲ丸」など懐かしの名作が収められました。
そして2009年5月、満を持して登場したのが「定本コロコロ爆伝!!1977-2009〜コロコロコミック全史」(飛鳥新社)です。1975年生まれ、コロコロ全盛期を通ってきたライターの渋谷直角が、コロコロの歴史を徹底調査。いかにして小学生のバイブルになったのか、その人気の秘密に迫っています。
収録されているのは、コロコロに深く関わっていた故・藤子F不二雄の裏話をはじめ、マンガ名場面集、子どもたちにとって「神様」だった高橋名人&田宮の前ちゃん両巨頭を交えた座談会、さらには当時ライバル誌「週刊少年ジャンプ」の編集長を務めていた鳥嶋和彦さんのインタビューと、元コロコロ少年なら素通りできない熱いエピソードばかり。
「名人が逮捕された」というウワサを信じて涙した−
ビックリマンを求め駄菓子屋を巡った−
「スターソルジャー」で敵の動きを完全に読み切っていた−
ミニ四駆の軽量化に命をかけていた−
「もうけたぜ〜」が口グセだった−
ページを繰るたび、忘れていたメモリーたちが溢れ出してきます。読み返すと、きっと良い時代を過ごしたことに気づくはず。フォーエバー・コロコロコミック。おっさんになっても、心にいつも「勇気・友情・闘志」を。(執筆・編集/mixiニューススタッフ)
■関連サイト
コロコロ公式サイト(音に注意)
飛鳥新社
東京堂書店
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