【2007年10大ニュース】 そのまんま東が知事に! 東国原・宮崎県知事が誕生

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2007年12月25日 13:00  mixiニュース

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2007年 10大ニュース

よりミク編

 2006年の暮れに発覚した、宮崎県を舞台とする官製談合。責任を問われた現職知事が辞職し、出直し選挙が行われた。県政の信頼回復が争点となったこの選挙に、27年間の芸能生活に区切りをつけ、「しがらみのない県政」を訴えた「そのまんま東」が無所属で出馬。芸能人からの応援演説を封印し、地道な草の根運動でタレント候補へのマイナス・イメージを払拭、政党政治への不信に陥る地元民の期待を集めた東氏は大差をつけて「自公」候補を破り、初当選を果たした。

 当選後は本名の「東国原英夫」で知事職を務めているが、元タレントとしての知名度を存分に活かし、「そのまんま知事」として奔走している。中でも、マニフェストであった県特産品のブランド化には、メディアを大いに活用。自らが地鶏やマンゴーなどをPRしてまわり、宮崎のセールスマンとして尽力している。ファミリーマートと組んだ「そのまんま宮崎フェア」では、コンビニという身近な場所から「おいしい宮崎」をアピール。商品パッケージにも知事のイラストが登場するなど、タレント・そのまんま東の「顔」を全面に押し出したキャンペーンを展開した。こうした積極的なメディア戦略により、マイナーだった宮崎ブランドの知名度は飛躍的に向上することとなった。

 また、東国原知事が所信表明演説で述べた「どげんかせんといかん(「どうにかしなければならない」の意味)」というフレーズは、方言の域を超えて、全国に浸透。IKKOの「どんだけぇ〜」や小島よしおの「そんなの関係ねぇ!」などの並みいる「強豪」を抑え、見事今年のユーキャン流行語大賞を受賞している。その活躍はまさに「今年の顔」といえよう。

 しかし、そういった華々しい「業績」の影で、県の裏金が発覚するなど、宮崎をめぐる状況は決して明るいものばかりではない。11月には知事の「徴兵制」容認ともとれる発言に抗議が殺到。「不適切だった」と謝罪する一件も起きている。残る任期はあと3年。失速し続ける地方政治に風穴を開けることができるのか、「タレント知事」の手腕に期待したい。(編集/執筆:mixiニューススタッフ)

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