41年前の新生児取り違えが発覚 親友同士2名、記者会見で泣き崩れる(カナダ)

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2016年08月29日 20:33  Techinsight Japan

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カナダで41年前の新生児取り違え事件が発覚(出典:http://www.bbc.com)
カナダのマニトバ州のある病院で、41年も前に起きていた新生児取り違え事件が発覚した。しかも2人は親友と呼べるほどの仲だといい、記者会見では共に「頭が混乱してとても苦しい。許しがたい過ちだ」と泣き崩れてしまった。英メディア『mirror.co.uk』などが伝えている。

26日に記者会見が開かれ、「DNA鑑定の結果、病院のミスで出生時における取り違えが発生していたことが判明しました」と説明されたのは、マニトバ州ノルウェーハウス在住のデヴィッド・テイト・Jr.さん、レオン・スワンソンさん。2人は1975年の同時期に「Norway House Hospital」という病院で誕生していた。ノルウェーハウスは州都ウィニペグからウィニペグ湖を挟んで遠く北に離れた先住民クリー族が多く暮らす小さな町で、人口は5千人ほど。同じ年齢であることから両者は特に親しい友人同士であったという。

その町で昨年11月、やはり1975年に誕生していたルーク・モニアスさん、ノーマン・バークマンさんについて病院で取り違えられていたという事実が発覚し、そのことが自分たちの検査のきっかけになったというレオンさんとデヴィッドさん。互いの家族のことも良く知っていた2人は、身体的特徴の遺伝を考えるとひょっとしたら自分たちも…という不安にかられ、両親の中にもそれを否定する者はいなかったという。

愛すべき子が、両親が倍に増えたと捉えて生きていきたいと前向きな2人ではあるが、41年もかけて親やきょうだい、親類と築きあげてきた愛情、信頼、絆、思い出などがそれぞれにあることから、共に「相当なショックを受けています。この複雑な状況を乗り越えるには相当な時間がかかりそうです」と涙で語っている。

両家族の支援者として、記者会見で「この病院は一度ならず二度も同じ過ちを繰り返しており、非常に許しがたいまさに犯罪です。カナダ政府に責任を問いたい」と怒りをあらわにしたのは、かつてはマニトバ州閣僚であったエリック・ロビンソン氏。そしてカナダ保健省のジェーン・フィルポット大臣は「2件目のケースが起きたことに非常に胸を痛めています。先住民族のための地域が広がるこの国。隅々まで優れた医療機関を網羅させることが急務となっていることを痛感します」などと述べた。

出典:http://www.bbc.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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  • つい、「ふたり鷹」を思い出す・・・^^; まのちゃん元気かな?
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