「バカな上司」と仕事をする3つのコツ

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2012年09月14日 18:00  新刊JP

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「バカな上司」と仕事をする3つのコツ
仕事を任せてくれない、仕事を教えない、部下の行動に責任を持たない、偉そうにするだけで実務能力がない…。
 身の周りにこんな「バカな上司」「無能な上司」はいませんか?
 仕事を通じて自分自身を成長させたいという思いが強い人ほど、こういった上司の下ではモチベーションが上がらず、上司を内心バカにしたり、転職を考えてしまう人もいるかもしれません。
 しかし、『どんなにバカな上司の下でも成長できる仕事術』(ダイヤモンド社/刊)の著者、緒方健介さんは言います。
 「「バカ」だと思っている上司の下でこそ、猛スピードで自分を高められる」。
 その言葉通り、本書には「バカな上司」の下で、自分の実力を伸ばしていくための方法が数多く取り上げられていますので、一部紹介します。

■「仕事を教わろう」なんて思わない
 緒方さんは、バカな上司の下でも力を伸ばしていくためには、上司に期待しすぎないことが大事だとしています。
 多くの部下は「仕事は上司に教えてもらうものだ」と思いこんでいますが、上司だからといって完璧ではありません。
 部下の正しい姿勢は、教えてもらうのを待つのではなく「自分で学ぶ」こと。
 上司に仕事を教わろうなどとは最初から考えるべきではないのです。上司などアテにせず、すべて自分で調べ、工夫してやっていけば、仕事の実力はどんどんついてくるはずです。

■具体的な指示は最初から期待しない
 「この仕事は、こういうプロセスで取り組んでくれ」などといった具体的な発注は、バカな上司からは期待できません。「とにかく売り上げを上げろ」といった漠然とした指示は、マネジメントのできない上司の決まり文句ですが、これは上司自身が仕事の全体像をわかっていない証拠。
 こういう上司に、「もっと具体的な指示をください」などと言っても意味がありません。あらかじめ上司が何を求めているかを調べ、書店に出回っているビジネス書なども参考にし、独力で彼の望む通りの結果を出し続けられるように努力してみましょう。
 すぐにはできなくとも、これを続けていればあなたは飛躍的に実力を伸ばすことができます。

■時には、上司の仕事も引き受ける
 自分の仕事をこなして、さらに余裕があるなら、上司に手伝いを申し出て見るのも、一つの方法です。上司が普段行っている、一段階上の仕事を引き受けることで、あなたの視野は広がりますし、その時間で上司は別の仕事にかかることができます。
 そのように、普段から一階級、二階級上の立場で仕事をするつもりで取り組めば、上司の気持ちや状況もわかってくるはず。その経験を積んでおけば、自分が上司になった時に余裕を持ってマネジメントできるでしょう。まちがっても、部下から“バカ”だとは思われないに違いありません。

 緒方さんは、「バカな上司」と仕事をするコツとして「上司を大切なお客さんだと思って接すること」を挙げています。そうすることで、上司に過度な期待を抱かなくなり、逆に上司が何を求めているか常に考えながら仕事をすることができるようになるのです。
 本書には、まだまだ「バカな上司」の下でメキメキと力をつけていくための方法や考え方が紹介されています。
 バカな上司、無能な上司への対処法は転職だけではありません。
 今の状況を逆手にとって自らの成長の糧にする。そんなたくましさが若いビジネスパーソンに求められているのかもしれませんね。
(新刊JP編集部)

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