命名するときは、その子が誇りを持てる名前に

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2015年01月23日 20:41  新刊JP

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水蓮さんの『ことだま50音「名前」占い』書影
あなたは自分の名前が好きだろうか。
 もし嫌いなのであれば、それはとても勿体ないことかもしれない。

 一生付き合っていかなければいけない自分の名前には、あなたが求められている役割が込められているのだから。

 『ことだま50音「名前」占い』(水蓮/著、ディスカヴァー・トゥエンティワン/刊)は雑誌などで人気のことだま鑑定師・水蓮さんが、ひらがな50音が持っているそれぞれの役割や意味を教えてくれる一冊。
 今回、新刊JPは水蓮さんにインタビューを行い、名前の持っている意味やその大切さについてお話をうかがった。その後編をお送りする。
(インタビュー・構成:金井元貴)

■命名するときは、その子が誇りを持てる名前に

――名前を鑑定するということは、自分の名前で悩んでいる人も多いと思います。では、名前のどの部分が“悩みの種”になっているのでしょうか。

水蓮:例えば、適当に(名前を)つけられたのではないかとか、変わった名前で世間の目が気になるといった人は多いです。名前を否定されることは、自分自身を否定されるのと同じです。だから無理もありません。
でも、名前に良い悪いはなく、名前に自分の意識を投影して、「大切に扱われていない自分」「愛されていない自分」「必要とされていない自分」を見てしまっているから、名前に対して悩みを感じてしまうのです。

――では、「自分の名前が嫌い」というのは…

水蓮:それは自分自身を否定することと同じです。誰ひとりとして自分の名前を自分で決められる人はいません。それは八百万の神々があなた自身に役割を課す、人生で成すべき大切な役割を記しているからです。名前を受け入れ、その使命を全うすることが何よりも大事ですし、そういう風に見方を変えてみてはいかがでしょうか。

――「名前」というと、キラキラネーム(一般常識からは考えられない奇抜な名前や読めない当て字をつけた名前)が話題になっています。

水蓮:ひとくちにキラキラネームといっても、ご両親が「世界にひとつだけの名前をプレゼントしたい」と、真剣に子どものことを考えてつけた名前もありますよね。例えば、文豪の森鴎外(本名は林太郎)は、自分の子どもに於菟(おと)、杏奴(あんぬ)、不律(ふりつ)などの名前をつけました。これは、鴎外はドイツ留学時に、本名「林太郎」を誰も正しく発音してくれなかったのに閉口して、子どもには独仏語でもおかしくない名前をつけたのだそうです。日本人の感覚からすれば、変わっている名前ですが、愛情はきちんとこもっている名前でもあるわけです。
ただ、子どもの将来を考えずに、「自分の所有物」として好きな名前をつけ、その名前を子どもが受け入れられない場合は自己肯定に影響がでると思います。これまでの鑑定で「名前を好きでない」という気持ちを突きつめていくと、「自分は大切に扱われていない」「愛されていない」といった気持ちに行きあたることが多いのです。さきほど申し上げたように、名前のイメージは自分自身のイメージですから、もし子どもが生まれて名前を命名するときは、誇りを持てる名前をつけることを心掛けてほしいですね。

――この『ことだま50音「名前」占い』をどのような方に読んでほしいと思っていますか?

水蓮:私の役割は、「自分には、たいした価値がない」と思っている「過去のわたし自身」のような方に「あなたには、素晴らしい使命・役割があります」「名前に秘められた才能が開花すると、自然に人の役に立ち、個性、強みを発揮することが出来るようになります」 と、お伝えすることだと思っています。
だから、「自分に自信がない」という方が、名前を入口にして自分自身の才能に気づき、使命・役割を発揮してくださったら、心から嬉しいです。

――また、同時発売となった『ことだま50音「お告げ」カード』はひらがな五十音が一枚ずつカードになっていて非常にユニークですね。

水蓮:このカード一枚一枚にはそのひらがなと、シンボルとなる絵が描かれています。また、色は7色あります。いろいろな使い方ができるのですが、例えばその日どのように過ごせばいいのかを念じて一枚カードをめくってみたり、仕事で企画を考えるときにこのカードをめくってみたりして、ヒントをもらうことができます。このカードは心と向き合うための道具です。そういう場面で使ってもらえると嬉しいですね。
もちろん、他にも使い方はたくさんあるので、ぜひに手にとって楽しんでほしいです。

――では最後に、このインタビューの読者のみなさまにメッセージをお願いします。

水蓮:日本人の名前には、使命が秘められています。名前から、あなた自身の使命を知り、才能のスイッチを入れてください。あなたの魅力、才能が自分らしく輝くことを心からお祈りしています。

(了)

■発売記念イベント開催
2015年1月31日に紀伊國屋書店新宿本店8Fイベントスペースにて「ことだま占い鑑定」イベントが行われます。参加方法などの詳細は下記のURLから。
http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20141205174705.html

このニュースに関するつぶやき

  • キラキラネームだと親の存在がダメだから子供もダメだろう思われて落とされるってよ。w ピカチュウ付ける親がまともな教育してるとは思えんからね★w
    • イイネ!199
    • コメント 8件

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